こんにちは。ヤマザキです。
今回は、生粋のアドベンチャーゲームファンである私が「これは絶対にプレイしてほしい!」と心から思える名作を厳選しました。
ひとくちにアドベンチャーゲームと言っても、小説のように物語を読み進めるものから、実写映画さながらの美麗なグラフィックで世界に没入できる大作まで、その内容は多岐にわたります。
本記事では、膨大な名作の中から6つのカテゴリに厳選してご紹介します。きっと、あなたの心に響く最高のアドベンチャーゲームを見つける手助けになればと思います。それでは、見ていきましょう!
- ストーリーが面白いノベルゲーム、アドベンチャーが知りたい人
- 評価の高いノベルゲーム、アドベンチャーゲームが知りたい人
物語に騙される【SF&伝奇ミステリー】
タイムリープ、超能力、伝奇ロマン、といった作りこまれた世界観の中で、緻密に練り上げられた物語が特徴です。序盤に散りばめられた謎が、終盤で怒涛のように繋がっていく快感は格別です。ただの「面白い話」では終わらない、あなたの価値観を揺さぶるかもしれない強烈な物語体験を求める方におすすめです。
- 壮大な世界観に浸りたい
- 衝撃的な伏線回収で鳥肌を立てたい
- クリア後、物語の考察で頭をいっぱいにしたい
STEINS;GATE(シュタインズゲート)

散りばめられた伏線が最後ですべて回収される超名作タイムリープADV
『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』は2009年10月15日にXbox 360で発売され、その後さまざまなハードで移植されたアドベンチャーゲーム。アニメも絶大な人気を誇り、ノベルゲー中でも1・2位を争うほど有名な作品でもあります。
厨二病から抜け出せない大学生の主人公「岡部倫太郎」は未来ガジェット研究所という、メンバーわずか3人だけのサークルでヘンテコな発明をする日々を送っていた。そんな彼らがある時偶然から過去へと電子メールを送れる発明品、即ち「タイムマシン」を生み出してしまう。そのことから大きな陰謀に巻き込まれていき、主人公の決断とその行方を描く作品になっています。
本作の魅力は圧倒的なシナリオの完成度の高さと超個性豊かなキャラたちにあります。
タイムマシンとループというかなり非現実的なテーマを扱っていながら、ご都合主義でぼかさずにシナリオがまとまっていて、序盤に散りばめられた伏線が終盤できれいに回収されていく様は、なんとも見事です。
またキャラに関してもめちゃくちゃ癖が強く最初はなかなか受け入れられないと思いますが、シナリオを進めていく中でどのキャラにも愛着が湧き、最終的にはどのキャラも好きになっていると思います。
終盤にかけての盛り上がりは本当にすごく、忘れられないゲーム体験を自身の手で体験したい方にオススメな作品です。今からプレイするのであれば、フルアニメーションのリメイク版『STEINS;GATE ELITE(シュタインズゲート エリート)』がオススメです。
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CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)

連続猟奇殺人事件の真相に迫る物語!
はかなく救いのないストーリーは陰鬱だが、きれいで感動を与えてくれる作品
『CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)』は5pb.より2014年12月18日にXbox Oneで発売され、その後switchやps4でも発売されたアドベンチャーゲームで、前述した『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』を生み出した科学アドベンチャーシリーズの作品になります。
2015年、渋谷。6年前に起きた大災害、渋谷地震から復興された街に新設された私立高校「碧朋学園」に通う青年宮代拓留は、自身が設立した新聞部の活動の一環として「ニュージェネレーションの狂気の再来」と称される連続猟奇殺人事件を追っていた。
情報強者を自称する拓留は、持ち前の好奇心と行動力、そして周囲の手助けや偶然もあり、とうとう事件の第一発見者となる事が叶う。やがてそれは、渋谷に生きる全ての人々を巻き込む狂気となって拓留に襲い掛かり、拓留もまた、自身の過去と向き合う事となって行く。
正直本作、合わない人はホントに合わない作品なんです…
猟奇殺人事件を追うという流れのため、グロテスクな表現も多いうえ、全体的に陰鬱な展開がほとんどです。
ただその陰鬱さがシナリオに引き込む魅力になっていてプレイ中は読む手が止まりませんでした。
事件の真相に迫っていく中で徐々にプレイヤー自身の首が閉まっていくのような感覚は斬新でした。特に各ルートの終わり方はどれも完全なハッピーエンドとは言えず救いがないものもあります。
しかし、そこに多くの優しさを感じさせてくれるような、そんな終わり方は喪失感や切なさといった何とも言えない感情を与えてくれます。
『ニーアオートマタ』のような鬱ゲー的な魅力の強い作品で、喪失感と切なさを与えてくれる本作の展開は唯一無二の魅力を持っていると思います。
正直、かなり尖っているのですが、個人的には一番印象に残っている作品かもしれません。
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月姫 -A piece of blue glass moon-

選択が運命を分かつ。圧倒的没入感で描かれる20年前の名作のリメイク作品
『月姫 -A piece of blue glass moon-』は2021年8月26日にTYPE-MOONより発売されたビジュアルノベルです。2000年に伝説を築いた同人ゲームを、20年の時を経て現代に新生したリメイク作品となります。
モノの壊れやすい線が見える「直死の魔眼」を持つ高校生・遠野志貴。とある事情で実家に戻った彼は、金髪の吸血鬼「アルクェイド」と出会ったことで、人ならざる者達の戦いに巻き込まれていきます。プレイヤーの選択によって物語は大きく分岐し、時に衝撃的な結末を迎えることになります。
本作の魅力は、なんといってもプレイヤーを物語へ引きずり込む圧倒的な没入感です。TYPE-MOON伝家の宝刀である美麗なイラストと巧みな演出に加え、一つ間違えれば即バッドエンドに繋がる緊張感が、没入感を高めてくれます。シナリオライター・奈須きのこ氏が描く先の読めない展開は、一度始めれば辞め時を見失うこと間違いなしです。
本作は原作から一部ルートのみを収録した「分作」ですが、それでも40時間以上は遊べる大ボリュームと、それを補って余りあるクオリティを誇ります。衝撃的な物語に巻き込まれたい方、自分の選択で運命を切り拓くスリルを味わいたい方にこそ、この強烈な物語体験をおすすめします。
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Fate/stay night REMASTERED

願いを賭けた殺し合い。ここから始まる、伝奇ビジュアルノベルの最高峰
『Fate/stay night 』は2024年8月8日にリマスター版が発売された、TYPE-MOON制作のビジュアルノベルです。原作は2004年に発売され、アニメ、ゲーム、小説など、今なお拡大を続ける広大な「Fateシリーズ」全ての原点となった伝説的作品です。
舞台は日本の地方都市・冬木市。半人前の魔術師である主人公「衛宮士郎」は、偶然にも、あらゆる願いを叶えるという万能の願望機「聖杯」を巡る殺し合い「聖杯戦争」に巻き込まれてしまいます。7人の魔術師(マスター)が、神話や伝説の英雄である使い魔(サーヴァント)を召喚し、最後の1人になるまで戦い抜くこの儀式で、士郎は最強のサーヴァント「セイバー」と共に生き残りを懸けて戦うことになります。
本作の最大の魅力は、3つのルートに分岐する、圧倒的に重厚なシナリオです。セイバー、遠坂凛、間桐桜という3人のヒロインを中心に描かれる物語は、それぞれが全く異なるテーマと結末を迎えます。正義とは何か、理想を貫くとはどういうことか。奈須きのこ氏が描く哲学的な問いかけと、一歩間違えれば即「死」に繋がる聖杯戦争の緊張感が、プレイヤーを片時も飽きさせません。
1本で3つの壮大な物語が楽しめる本作は、まさに伝奇ビジュアルノベルの金字塔といえる作品です。手に汗握るバトルロイヤルが好きな方、深く考えさせられる重厚な物語に浸りたい方におすすめの作品です。
魔法使いの夜

まるで読む映画。先が気になるシナリオと飛びぬけた演出表現がすごすぎる名作
『魔法使いの夜』は2012年にPCで発売され、2022年にフルボイス化され家庭用ゲーム機に移植されたTYPE-MOON制作のビジュアルノベルです。
舞台は1980年代後半、田舎から来た少年「静希草十郎」は、現代に隠れ住む二人の魔女「蒼崎青子」「久遠寺有珠」と出会い、奇妙な共同生活を始めることになります。物語は一本道で進み、プレイヤーは彼らの織りなす日常と、人知を超えた魔術戦を見届けることになります。
本作最大の特徴は、読む映画と呼ぶにふさわしい、他の追随を許さない圧倒的な演出表現です。背景の巧みなカメラワーク、光と影の繊細な使い方、そして躍動感あふれるバトルシーンは、静的なノベルゲームの常識を覆すものだと思っています。あらゆる素材を駆使して常に画面に動きを生み出すことで、プレイヤーを片時も飽きさせない工夫がすごいです。
魅力的なキャラクター達が織りなすテンポの良いシナリオと、至高の映像体験が融合した本作は、約10時間というコンパクトなボリュームではあるものの、濃密な物語が楽しめる一作になっています。普段ノベルゲームを遊ばない方や、とにかく最高クオリティの物語に触れたいという方にこそ、おすすめしたい作品です。
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飢えた子羊

明朝末期の過酷な世界で運命に抗う、心に爪痕を残すダークストーリー
『飢えた子羊』は2024年4月23日に発売され、SteamやNintendo Switchでプレイ可能なビジュアルノベルです。全世界で100万本を突破し、Steamでは「圧倒的に好評」を獲得している話題作です。
舞台は飢饉と内戦が頻発する明朝末期の中国。盗賊として生きる主人公『良(リョウ)』は、個性も境遇も異なる4人の少女を運ぶ「人売り」の仕事を請け負うことになります。しかし、その危険な旅路の裏には大きな陰謀が隠されており、口のきけない謎の少女「クチナシ」との出会いが、彼の運命を大きく揺り動かしていくことになります。
本作の魅力は、なんといっても目を覆いたくなるほど徹底的に描かれた「過酷な世界観」です。人身売買や飢餓、そして人肉食といった重いテーマが容赦なく描かれ、平和な時代なら違う生き方ができたはずの人々が、どうしようもなく翻弄される姿に胸が締め付けられます。この強烈なリアリティが、物語に圧倒的な深みを与えているのです。
中でも、物語の中心となる謎の少女「クチナシ」の存在も素晴らしく、彼女の秘密が明かされていく過程と、主人公との関係の変化からは目が離せません。選択肢によって物語は複雑に分岐し、バッドエンドですら物語の核心に迫るヒントが隠されているため、全ての結末を見届けたくなります。
1200円という価格が信じられないほどの濃密な物語体験ができる、コストパフォーマンス最強の一本となっています。心に深く刻まれるような重厚な物語を求める方に、強くおすすめしたい作品です。
※過酷でショッキングな表現が多く含まれるため、苦手な方はご注意ください。

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マブラブオルタネイティブ

人類の絶望と希望を描く、SF戦争ADVの金字塔
『マブラヴ オルタネイティブ』は、2006年に発売されたテキストアドベンチャーゲームです。前作『マブラヴ』から続く壮大なSF物語の完結編にあたります。突如として人類存亡をかけた壮絶な戦場へと巻き込まれる衝撃的な展開は、発売以来、多くのプレイヤーに語り継がれる傑作です。
物語は、前作で人類が敗北した未来から、主人公「白銀武(しろがね たける)」が時間が巻き戻った「タイムリープ」を体験するところから始まります。彼は、地球外生命体「BETA」と呼ばれる圧倒的な脅威によって滅亡寸前の世界で、この残酷な運命に抗い、人類を救うため再び戦いに身を投じることを決意します。終わりの見えない絶望的な戦場の中、武は人類に残された最後の希望を信じ、仲間たちと共に命を懸けた戦いを繰り広げます。
本作最大の魅力は、プレイヤーの心を何度も折るような壮絶な物語展開と、それを支える圧倒的な解像度で描かれた世界観です。圧倒的な物量で襲い来るBETAとの戦いはまさに絶望的で、次々と大切な仲間が命を落とす様は、プレイヤーに深い恐怖と悲劇を植え付けてきます。しかし、そんな極限の状況下だからこそ、人類のために戦う主人公や人々の覚悟、そして未来への希望が、より一層深く心に残ります。また、膨大な作画枚数と巧みな演出も特筆すべき点です。戦闘シーンでは、多数の作画がダイナミックに動き、戦場の臨場感を鮮明に描き出すことで、テキストADVでありながらまるでアニメーションを見ているかのような没入感を生み出しています。
緻密な設定、壮絶な戦闘描写、そして心をえぐられるような人間ドラマが凝縮された本作は、まさにテキストアドベンチャーの最高到達点と言える作品の一つです。心をえぐるような鬱展開と悲劇の連続の先に待つ、深く心に残る感動的な結末が見たい方、そして抗うことのできない運命に立ち向かう人々の覚悟を感じたい方におすすめの作品です。
※ショッキングな描写や鬱展開が終始続くため、苦手な方はご注意ください。
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背筋が凍る【ホラー&サイコサスペンス】
怖いだけでは終わらない。物語の面白さがすごい極上ホラー&サスペンスです。
「次はどうなるんだろう?」という好奇心と、「これ以上見たくない」という恐怖心。その間で心を揺さぶられながら、ページをめくる手が止まらなくなる…。そんな中毒性の高い作品が揃っています。閉鎖空間での疑心暗鬼や、プレイヤーの心を直接揺さぶるメタ的な仕掛けなど、様々なアプローチであなたの日常を侵食する恐怖体験が味わえます。
- 日常が壊れていく恐怖を味わいたい
- 精神的にジワジワと追い詰められるスリルが好き
- ただ怖いだけじゃない、心に爪痕を残す衝撃が欲しい
レイジングループ

閉鎖的な山村を舞台に行われる人狼と一歩間違えれば殺される緊張感と狂気
シナリオの引きがすさまじく辞め時を失うホラーサスペンスADV
『レイジングループ』は、ケムコより2015年12月3日に配信されたスマートフォン用アドベンチャーゲーム。
その後、PS Vita・PS5・switchに移植され、じわじわと評判が広がっている作品です。
山奥の閉鎖的な集落「安水」に迷い込んだ主人公「房石 陽明」が、そこで行われる人狼ゲームや何度も死んでも振り出しに戻る「死に戻り」を経験しながら、事件の真相に迫っていくというあらすじになっています。
本作は人狼をテーマにしたテキストノベルになっていて、「実際に人狼が行われたら…」というのが鮮明に描かれるのが特徴です。
「宴」という集会で行われるのは、住民の中から誰を処刑する(殺す)のかという会議。
親しい人もいる中で誰も殺したくはないが、殺さなければ、いずれ全滅してしまう。そんな緊張感が常に付きまとう中での会話は非常に重々しいですし、かなりホラー的な怖さ・狂気さも感じる作品です。
しかし、そういった重さと謎が謎を呼ぶ展開のバランスが非常によく、結果として辞め時を見失い一気に読み進めてしまうような惹きこむ力があるのです。
『ひぐらしのなく頃に』をほうふつとさせる終始ある緊張感と恐怖、それでも先が気になって読み進めてしまうホラーサスペンスとしての面白さを体験したい方にオススメの作品です。
定価3056円(switchダウンロード版)とお求めやすい価格ですし、Amazonであれば2700円程度で買えますので、ぜひプレイしてみてください。
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ひぐらしのなく頃に 奉

超怖いけど辞められない!?
田舎を舞台にしておこる連続失踪事件の謎に迫る名作ホラーADV
『ひぐらしのなく頃に 奉』は2018年7月26日にswitchやPS4で発売された作品。
アニメや漫画などが有名で名前ぐらいは知っている方も多いと思います。
あらすじとしては、都会から遠く離れた山奥にある雛見沢村に引っ越してきた主人公「前原健一」。
人口2千に満たないこの村で毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇「雛見沢村連続怪死事件」の謎に迫るという物語になっています。
一見、ミステリー要素が強いように思えますが、あくまで本作はホラー作品です。
なんといっても怖いです。事件の不気味さと山奥の村ならではの奇妙なつながり、徐々に変化していく周りの人々の様子など、ひとつひとつ追い詰められていくような怖さの出し方は本当にすごいです。
また少し本作の知識がある人に伝えたいのは怖いだけじゃなく感動し、心温まる要素も持ち合わせる作品であることです。アニメのほんの一部のシーンだけで切り抜いてしまうとただただグロくて怖い作品に見えてしまうのですが、怖さの裏も丁寧に描かれており、そこが私は一番好きだったりします。
ちなみにゲーム版ではアニメほどグロテスクな表現は少なく、あくまで文字としての表現で進むため、アニメは怖いという人もゲームだったらできると思います。加えてクリアまで100時間以上の超ボリューム。
質の高いホラーで肝を冷やしたい!という方にオススメの作品です。
パラノマサイト FILE23 本所七不思議

呪い、呪われる。昭和の怪談を巡る、先の読めない群像劇ミステリー
『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、2023年にスクウェア・エニックスから発売されたホラーミステリーADVです。「ゲームならではの仕掛け」を駆使した斬新な物語体験が口コミで広がり、数々のゲームアワードを受賞した傑作です。
舞台は昭和後期の東京都墨田区。この地に伝わる怪談「本所七不思議」に秘められた《蘇りの秘術》を求め、呪いの力を手にした者たちのデスゲームが始まります。プレイヤーは、会社員、刑事、女子高生など、複数の主人公の視点から、呪い合いの真相と、その裏に隠された謎を追うことになります。
本作の神髄は、一筋縄ではいかない「呪い合い」の心理戦と、その裏で進行する圧倒的な構成力のシナリオです。相手を呪殺するには、それぞれに固有の「発動条件」を満たす必要があるため、会話の中から相手の狙いを探り、逆にこちらの罠に嵌めるという、常に死と隣り合わせの緊張感を味わえます。一見バラバラだった各主人公の物語が、やがて一本の線として繋がっていく様はまさに圧巻です。
約10時間というプレイ時間に、忘れられない驚きと感動が凝縮されています。先の読めないミステリーや、頭脳戦・心理戦が好きな方に、自信を持っておすすめしたい、唯一無二の傑作です。

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夜灯す

女子高生たちの青春群像劇を描く物語は必見
『夜灯す』は2020年7月30日に日本一ソフトより発売されたホラーアドベンチャーゲームです。
歴史ある女子高の筝曲部を舞台に旧校舎の幽霊にまつわる怪奇現象の真相に迫るという物語。
ホラーとしての怖さと百合要素を押し出した作品ではありましたが、それらの要素は薄く、筝曲部の女子高生たちが事件を通して、自信の問題と向き合い共に成長していく青春群像劇を描くものになっています。
それぞれのキャラの成長と葛藤、関係性の変化が丁寧に描かれており、青春を描く作品としては非常にクオリティが高い作品です。
加えて、ホラー×百合×青春群像劇というテキストアドベンチャーゲームとしては異色のテーマに手を出した作品であり、独自の魅力が強いというのも特徴です。
ドラマのような女子高生たちの青春群像劇に興味のある方にお勧めの作品です。
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シロナガス島への帰還

コスパ最強!?
外界と遮断された島内で起こる殺人事件の真相に迫る本格ミステリーADV。
『シロナガス島への帰還』は2022年11月17日にroom6より発売されたアドベンチャーゲーム。
元々、鬼虫兵庫氏が個人で制作し、steamなどで販売していた本作ですが、switchで発売するに際して、フルボイスかされて移植発売されています。
主人公は探偵である『池田戦』。特殊な能力を持つ少女『出雲崎ねね子』と共に向かったのは外界と遮断された絶海の孤島「シロナガス島」。不気味な雰囲気を持つその島で起きる数々の奇怪な殺人事件とシロナガス島に隠された真実に迫る物語になっています。
定価750円(switchダウンロード版)と非常に手の取りやすい金額ながらも先が気になり、読む手が止まらなくなる謎への迫り方と本格的なホラー演出。フルボイス化によってより魅力が強くなった濃すぎるキャラたちが織りなす物語に目が離せません。
王道ながらも本格的なミステリーアドベンチャーを手軽な価格で味わいたいという方にオススメな作品です。
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ファタモルガーナの館

悲劇をモチーフにした容赦のないシナリオと独創的な音楽と絵柄。
舞台演劇のような唯一無二の作風が強く印象に残る作品。
『ファタモルガーナの館』は2012年に同人ゲームとして発売され、後に家庭用ゲーム機へ移植されたゴシック・サスペンス・ノベルです。特に海外で絶大な評価を獲得し、Switch版はレビューサイト「メタクリティック」で一時的に100点満点を記録したことでも知られています。
記憶を失った「あなた」が目覚めると、そこは呪われた館の一室。目の前には、あなたを「旦那様」と呼ぶ謎めいた「女中」が佇んでおり、彼女に導かれるまま、館に眠るいくつもの扉を開き、時代を超えて繰り返されてきた数々の悲劇を追体験していくことになります。一つ一つの悲劇が短編物語のように独立していながら、その果てにあなた自身の正体と、この館の真実が明らかになるという巧みな構成になっています。
本作の神髄は、物語・音楽・演出が完璧に融合した、まるで舞台演劇のような芸術性にあります。特に音楽の使い方は圧巻で、美しいボーカル曲やBGMは単なる背景ではなく、登場人物の心情や物語そのものを語る第二の語り部として機能します。ボイスがないからこそ、テキストと音楽、そして独特な絵柄がプレイヤーの想像力を掻き立て、言いようのない不気味さと美しさを両立させているのです。
人間のエゴや差別が生み出す「死だけではない悲劇」を、容赦なく、しかしどこか儚く美しく描いたシナリオは、クリア後に深い余韻を残します。決して万人受けはしませんが、刺さる人には深く突き刺さる、唯一無二の体験を求める方にこそおすすめしたい傑作です。
ドキドキ文芸部プラス!

恋愛ゲームの皮を被った衝撃のサイコホラー作品!
ネタバレなしでプレイしてみてほしい問題作。
『ドキドキ文芸部』は2017年10月6日にsteamでリリースされた作品。
一見するとただの美少女ゲーなのですが、中身はかなりきつめのサイコホラーになっています。
ゲームやアニメが大好きな男子生徒である主人公はある日、幼馴染の女子生徒サヨリから、彼女が副部長を務める文芸部に誘われる。文芸部には彼女の他に、部長を務め、クラスの人気者であるモニカと、部員のナツキとユリがいた。主人公はこの美少女ばかりの文芸部に入部し、詩を書いてみんなで見せあったり、部員の誰かと一緒に過ごしたりして、四人のヒロインの少女たちとの仲を深めていく。(wikiより引用)
あらすじを見る限りはかなり平和な美少女ゲーで、詩を書くことで、各ヒロインとの仲を深めていきます。
ゲームを進めていく中で日常の様子が徐々におかしくなってき…というような作品です。
正直、筆者は初見は実況で見てしまったのですが、本当に怖かったです。
何より怖がらせるためのしかけが本当によくできていて、プレイ中何度も背筋が凍る体験ができるでしょう。また他のホラーと違う点としてその日常からギャップが強い点も大きく、日常が壊れていく感覚やプレイヤーに絶対に予想がつかない方向へ物語が進んでいくその体験は本作でしか味わえないものと言えます。
実況を見てもかなり衝撃を受ける作品だと思いますが、実際に自身の手で遊んでみると受ける感情も強くなるかもしれません。
ネタバレが非常に大きい作品なので、多くは語りませんが、日常の中にある狂気と驚きを与えるサイコホラーが好きな方や誰もが予想のつかないゲーム体験をしたいという方にオススメの作品です。
PCなら無料でできるので、pc持っている方は手が出しやすいかも。
※過酷でショッキングな表現が多く含まれるため、苦手な方はご注意ください。
アクアリウムは踊らない

謎が謎を呼ぶ水族館で、少女たちが辿る運命。圧巻の伏線回収が光る名作ホラーADV
『アクアリウムは踊らない』は、橙々氏によって製作されたフリーゲームで、高い評価を得ていたホラーアドベンチャーゲームです。2025年8月1日に、主要キャラクターのフルボイス化と新シナリオを追加した完全版が、Nintendo SwitchおよびSteam向けにリリースされた作品です。
物語の舞台は、恐怖の世界と化した水族館。過去に溺れた経験から水が苦手な主人公「スズ」は、行方不明になった親友「ルル」を探すため、不気味な怪物「クリーピー」が徘徊する異界の水族館へと足を踏み入れます。プレイヤーは見下ろし型の2D視点でフィールドを探索し、謎解きをしながら、水族館に隠された真実と、少女たちの運命を追うことになります。
本作最大の魅力は、圧巻の伏線回収と、プレイヤーを引き込んで離さない重厚なシナリオです。次々と現れる謎や、少女たちが抱える秘密、そして「裏切者は誰なのか」を軸に物語が進行。張り巡らされた伏線が終盤に向けて一気に収束し、真実が明らかになった時の衝撃とカタルシスは格別です。フルボイス化されたキャラクターたちの心情描写も相まって、切なくも温かい少女たちの物語が深く心に響きます。
『Ib』や『殺戮の天使』のような探索型ホラーADVが好きな方、考察しがいのあるストーリーや、伏線回収のカタルシスを味わいたい方におすすめです。ホラー要素はそこまで強くなく、約8時間でクリアできる程よいボリュームで、深く記憶に残る感動体験を求める方にも最適な一本です。
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真実を解き明かす【推理&捜査系ADV】
探偵、弁護士、あるいは記憶を失った少年となり、あなた自身の頭脳で事件の真相に迫るカテゴリーです。現場を調査し、証言のムジュンを突き、犯人を追い詰める快感は推理ゲームならではの魅力を持つ作品。一つの事件が、やがて巨大な物語の謎へと繋がっていく壮大な作品も揃っています。あなたの「ひらめき」が、真実へのたどり着く鍵になります。
- 証拠を集め、ロジックで犯人を追い詰めたい
- 個性豊かなキャラクターとの駆け引きが好き
- 複雑に絡み合った事件の真相を解き明かしたい
逆転裁判シリーズ

「異議あり!」その一言で、絶体絶命の状況をひっくり返す!
わかりやすいシナリオと推理をうまく融合したゲームシステムは必見。
『逆転裁判』シリーズは、2001年に第1作が発売されたカプコン制作の「法廷バトルアドベンチャー」です。今なお新作や移植が続く大人気シリーズであり、多くの推理ゲームに影響を与えた金字塔として知られています。
プレイヤーは弁護士「成歩堂龍一(なるほどう りゅういち)」となり、無実の罪を着せられた依頼人を救うため、法廷に立ちます。ゲームは、事件現場で証拠を集める「探偵パート」と、証人の証言と証拠品のムジュンを突き、真犯人を暴く「法廷パート」で進行。絶体絶命の状況から、たった一つの真実を武器に大逆転を狙います。
本作の最大の魅力は、誰もが直感的に楽しめる、シンプルかつ奥深い推理システムにあります。証言を揺さぶり、決定的な証拠を「つきつける」。この簡単なアクションで、嘘を暴き、追い詰められた犯人が派手なリアクションと共に崩れ落ちる様は、他に代えがたい爽快感があります。練り込まれたシナリオが生み出す「まさか!」の連続と、勧善懲悪の王道で熱い逆転劇は、プレイヤーの心を鷲掴みにします。
主人公の成歩堂をはじめ、ライバル検事の御剣怜侍、助手の綾里真宵など、一度見たら忘れられない個性豊かなキャラクター達もシリーズの大きな魅力です。シリアスな法廷劇に笑いと彩りを加える彼らとの逆転劇、シリーズ未経験の方にもぜひ体験してほしい面白さです。
法廷を舞台にした王道の推理体験を味わいたい方におすすめの作品です。これから始めるなら、初期3部作がセットになった『逆転裁判123 成歩堂セレクション』がおすすめです。
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ダンガンロンパシリーズ

絶望のデスゲームの真相に迫る狂気のシナリオと革新的な推理システムが魅力の作品
『ダンガンロンパ』シリーズは、2010年にスパイク・チュンソフトより第1作が発売された「ハイスピード推理アクション」です。ポップなビジュアルと、ダークで過激なデスゲームを見事に融合させた、唯一無二の魅力を持つ大人気シリーズです。
物語の舞台は、各分野の「超高校級」の才能を持つ生徒だけが集められた「希望ヶ峰学園」。しかし、入学直後に生徒たちは謎のクマ「モノクマ」によって学園に閉じ込められ、外に出るための条件として「仲間を殺し、その後の学級裁判で犯人だとバレないこと」を突きつけられます。疑心暗鬼の中、次々と起こる殺人事件。プレイヤーは、その真相を暴くために命がけの議論に挑みます。
本作最大の魅力は、デスゲームの緊張感と、アクション性の高い推理パートの融合です。ノンストップで展開する議論の中、証言の矛盾を「言弾(コトダマ)」と呼ばれる証拠で撃ち抜く「学級裁判」は、他のどのゲームでも味わえない爽快感とスリルに満ちています。ポップな絵柄で描かれる、狂気的でショッキングな「おしおき」シーンも、本作の絶望的な世界観を際立たせています。
一度見たら忘れられない超個性的なキャラクター達が、絶望的な状況で繰り広げる命がけの頭脳戦は圧巻です。先の読めないスリリングな物語と、アクションゲームのような爽快な推理を楽しみたい方におすすめしたい作品です。これから始めるなら、ナンバリング3作品がセットになった『ダンガンロンパ トリロジーパック』が最適です。
※過酷でショッキングな表現が多く含まれるため、苦手な方はご注意ください。
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AI: ソムニウム ファイル シリーズ

夢と現実を往き来して、猟奇殺人の真相を暴け! 超弩級のSFミステリー
『AI: ソムニウムファイル』シリーズは、『Ever17』や『極限脱出』シリーズで知られる打越鋼太郎氏がシナリオを手掛けるSFミステリーADVです。先進的な捜査技術を駆使して、猟奇殺人事件の謎に迫ります。
プレイヤーは警視庁の特殊捜査班「ABIS」の捜査官となり、AIを搭載した義眼の相棒「アイボゥ」と共に事件を追います。ゲームは、現実世界で証拠を集める「捜査パート」と、重要参考人の夢の中(ソムニウム世界)に潜り、深層心理から情報を引き出す「ソムニウムパート」で進行。夢と現実、二つの世界から事件の真相を解き明かしていきます。
本作最大の魅力は、各ルートに散りばめられた伏線が、最後に一つの真実へと収束していく、圧巻のシナリオ構成です。最初は意味不明に見えた出来事や謎が、物語を進めることでパズルのピースのようにカチリとハマっていく様は、まさに鳥肌モノ。シリアスな本筋とは裏腹に、ブッ飛んだ下ネタやメタ的なギャグが満載で、この緩急の激しさも本作ならではの中毒性を生んでいます。
全てのルートをプレイし、物語の全貌が見えた時の衝撃と感動は格別です。緻密に練られた伏線回収が好きな方や、一癖も二癖もある個性的なキャラクターとの掛け合いを楽しみたい方おすすめできる傑作シリーズです。
※過酷でショッキングな表現が多く含まれるため、苦手な方はご注意ください。
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超探偵事件簿 レインコード

探偵たちの特殊能力で、謎が具現化する”謎迷宮”に挑む推理ADV
『超探偵事件簿 レインコード』は、人気シリーズ『ダンガンロンパ』の制作陣が再集結して手掛けた、2023年発売のダークファンタジー推理アクションです。
舞台は、一年中雨が降り続く奇妙な街「カナイ区」。記憶喪失の探偵見習い「ユーマ=ココヘッド」は、彼にとり憑いた「死に神ちゃん」と共に、超巨大企業が支配するこの街の未解決事件に挑みます。ユーマたちは、事件の謎が具現化した精神世界「謎迷宮」に潜り込み、その最奥に眠る真実を追い求めます。
本作の魅力は、ダンガンロンパで培われた推理ゲームのノウハウを、3D空間へと昇華させたゲーム体験にあります。現実世界で集めた証拠「解鍵(かいかぎ)」を手に、謎が具現化した怪人の矛盾を斬り伏せる「推理デスマッチ」は、アクションゲームのような爽快感と、プレイヤー自身が謎を解き明かす達成感を両立させています。また、雨に濡れた幻想的なカナイ区の街並みは、歩いているだけでも楽しめるほどの美しさです。
ユーマを助ける「超探偵」たちは、それぞれがユニークな特殊能力を持っており、彼らとの協力捜査も本作の見どころ。『ダンガンロンパ』の推理パートが好きな方や、ファンタジーとミステリーが融合した独特の世界観に浸りたい方におすすめの新時代の推理アドベンチャーです。
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未解決事件は終わらせないといけないから

記憶の断片を繋ぎ合わせ、12年前の”真実”を暴き出す新感覚ミステリーADV
『未解決事件は終わらせないといけないから』は、2024年に発売された新感覚のミステリーアドベンチャーです。PCおよびNintendo Switchでプレイ可能で、そのユニークなゲームシステムと秀逸なシナリオが高く評価されています。
物語の核となるのは、12年前に発生した「犀華(せいか)ちゃん行方不明事件」。プレイヤーは元刑事と共に、当時の関係者たちの証言を改めて集め、事件の真相に迫ります。しかし、提示される証言は「誰が」「いつ」話したものか分からない、バラバラの断片的な情報のみ。プレイヤーはこれらのピースをパズルのように整理し、事件の全体像を自らの手で組み立てていきます。
本作最大の魅力は、「証言を整理する」という行為そのものが、推理と直結している独創的なゲーム体験です。証言に含まれる話し方やキーワードを手がかりに、時系列や発言者を特定していく過程は、まさに探偵の思考を追体験しているかのよう。少しずつ情報が整理され、当たり前だと思っていた事実の矛盾に気づいた時の衝撃は格別です。
約2~3時間という短いプレイ時間の中に、濃密な謎解きと心を揺さぶる物語が凝縮されています。パズルゲームが好きな方、そして他では味わえない新感覚のミステリーを体験したい方におすすめしたい作品です。

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グノーシア

宇宙船内を舞台に繰り広げられる人狼とループする世界の謎に迫る新感覚のADV
『グノーシア』は2019年6月20日にPlayStation Vita用のソフトとして配信され、その後switchやSteam・ps4・ps5に移植されたアドベンチャーゲームです。
閉鎖された宇宙船内に潜む人間を襲う未知の敵「グノーシア」を突き止め、議論によって排除していくゲーム。主人公とセツはこの時間を何度もループしており、例えグノーシアを突き止めても、話し合いの初日に戻り、新たな役割でゲームが繰り返されます。人間を襲うグノーシアとは何なのか、なぜ二人はループしているのか、その真相に迫るというもの。
基本的なゲーム性は人狼と同じになっており、議論を行い、投票によってコールドスリープさせる人を決めることを繰り返していきます。対人ではないため、その駆け引きこそ薄いものの、ステータスなどの独自要素で別の戦略性が味わえるようになっています。人狼を繰り返しながら、手がかりを集め、シナリオを進めていくゲーム体験は唯一無二で非常に斬新なものでした。
最初は何も分からない状態で徐々に明かされていく真相と衝撃の結末に引き込まれてしまうことでしょう。
斬新なゲーム性と衝撃のストーリーを体験したい方にオススメな作品です。
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428 〜封鎖された渋谷で〜

ひとりの選択が全員の運命を変える。実写で描かれる傑作群像劇ミステリー
『428 〜封鎖された渋谷で〜』は、2008年に発売されたアドベンチャーゲームです。俳優による実写映像で物語が進行するスタイルと、複数の主人公の視点を切り替える「ザッピングシステム」が融合した、唯一無二のゲーム体験で今なお根強いファンを持つ名作として語り継がれています。
舞台は東京・渋谷。一つの誘拐事件をきっかけに、熱血刑事、お人好しの青年、フリーライターなど、本来なら出会うはずのなかった人々の運命が複雑に絡み合い、やがて街全体を巻き込む大事件へと発展していきます。プレイヤーは神のような視点から彼らの行動に介入し、正しい未来へと導いていくことになります。
本作の注目ポイントは、ある主人公の何気ない選択が、別の主人公の運命を劇的に変えてしまう、革新的な「ザッピングシステム」にあります。バッドエンドを迎えるたびに「なぜこうなった?」と考え、別の主人公の視点で運命を変えていく。この試行錯誤を繰り返しながら、パズルのように物語を組み立てていく感覚は、本作でしか味わえない体験になっていると思います。実写がもたらす圧倒的な臨場感と、人情味あふれる熱い人間ドラマがこの体験を忘れがたいものにしてくれることで間違いなしです。
システム面にやや古さは感じるものの、それを補って余りある圧倒的なシナリオとゲーム体験がある作品です。
先の読めない群像劇ミステリーが好きな方、そして「ゲームでしか味わえない感動」を求めるすべての方に、おすすめしたい不朽の名作です。
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魔法少女ノ魔女裁判

紛れ込んだ魔女を探すために処刑を行うデスゲーム作品。
陰鬱ながらも切ない物語とすべてを超えた先の感動は必見。
『魔法少女ノ魔女裁判』は、2025年にSteamで発売されたアドベンチャーゲームです。美少女たちが繰り広げる凄惨な魔女裁判を描くという衝撃的な内容で、発売前から大きな話題を呼びました。
物語は、孤島の牢屋敷に集められた13人の魔法少女。彼女たちは、自分たちの中に潜む「魔女」を探し出し、処刑するための「魔女裁判」を強いられることになります。主人公「桜羽エマ」は、仲間たちと協力しながら、次々と起こる殺人事件の謎と、このデスゲームの真相に迫っていきます。
本作の神髄は、凄惨な悲劇を通して、キャラクター一人ひとりの内面を容赦なく、しかしどこまでも丁寧に描き出す、心に深く突き刺さるシナリオにあります。犯人が処刑される結末に待つのは、達成感ではなく、どうしようもない悲しみと切なさ。彼女たちが抱える重い過去やトラウマ、そして守りたかったものが明らかになるたび、プレイヤーは心を強く揺さぶられることになるでしょう。
裁判パートのゲーム性は『ダンガンロンパ』と酷似していますが、本作が描くのは謎解きの面白さ以上に、キャラクターへの深い感情移入とその先にあるカタルシスにあります。重厚な物語や「鬱ゲー」が好きな方、そして心をえぐるような感動を求める方にこそ、プレイしてほしい傑作です。

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都市伝説解体センター

都市伝説の謎を解体する。現代の怪異に挑む、新感覚ミステリーADV
『都市伝説解体センター』は、2025年に集英社ゲームズより発売されたミステリーアドベンチャーです。そのユニークなドット絵調の絵柄とわかりやすいゲームシステムシステム、コンパクトながらも衝撃的なシナリオが高く評価されています。
物語の舞台は、巷に流布する「都市伝説」が引き起こす怪事件を専門に扱う「都市伝説解体センター」。プレイヤーはひょんなことからセンターの一員となった少女「福来あざみ」と共に、「ベッドの下の男」や「ドッペルゲンガー」といった様々な都市伝説の調査を行うことになります。
本作の魅力は、プレイヤー自身の手で情報を集め、真相を解き明かしていく独特のゲームプレイにあります。現場調査や「過去視」能力、そしてゲーム内のSNSを駆使して断片的な情報を集め、それらを整理して都市伝説の正体を「特定」、そして真相を「解体」する。この一連の流れを通じて、物語をただ読むだけでなく、自らの手で謎に辿り着くという強い達成感を味わえます。
1話完結でテンポよく進む一方で、裏では壮大な物語が進行しており、終盤の怒涛の伏線回収は圧巻の一言。約10時間という手軽なボリュームの中に、極上のミステリー体験が凝縮されており、都市伝説が好きな方や、短い時間で満足感のある物語に浸りたい方におすすめしたい傑作です。
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ゴーストトリック

死者のチカラで、運命を変える。『逆転裁判』チームが贈る、名作ミステリーパズルADV
『ゴースト トリック』は、2010年6月19日にカプコンより発売されたミステリーパズルゲームです。『逆転裁判』シリーズの生みの親である巧舟氏が手掛け、その独創的なゲームシステムと秀逸なシナリオで、今なお多くのファンに愛されています。2023年には最新機種にリマスター版も発売されています。
物語は、主人公が「死んでいる」という衝撃的な状況から始まります。記憶を失ったタマシイだけの存在となった主人公「シセル」は、一夜のうちに自身の死の謎を解き明かすため、現実世界に干渉していくことになり、彼は人々の「死の4分前」の世界に戻り、運命を変えるために奔走します。
本作の神髄は、「モノにトリツク(乗り移る)」「モノをアヤツル(動かす)」という死者のチカラを駆使した、唯一無二の謎解き体験にあります。ギターを鳴らして犯人の注意を逸らし、扇風機を動かして証拠を隠す…といった具合に、まるでピタゴラスイッチのようにモノを連鎖させ、定められた死の運命を捻じ曲げていく。このパズルを解いた時のひらめきの快感は格別です。
この独創的なゲームシステムが、謎が謎を呼ぶ秀逸なミステリーシナリオと完璧に融合しており、プレイすることがそのまま物語の核心に迫ることに繋がっています。『逆転裁判』のような推理ADVが好きな方、そして「ゲームでしか味わえない謎解き体験」を求めている方に、自信を持っておすすめしたい不朽の名作です。
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Staffer Case:超能力推理アドベンチャー

超能力が存在する1960年代ロンドン。常識を覆す事件に挑む、重厚なミステリーADV
『Staffer Case: 超能力推理アドベンチャー』は、2023年4月30日にPC(Steam)で発売されたインディーズの推理アドベンチャーゲームです。その後、2025年5月29日にはフルボイス化され、Nintendo Switch版も発売。その完成度の高さと深いテーマ性で、徐々に話題を広げている注目の作品です。
舞台は、物理法則を捻じ曲げる力を持つ物質「マナ」と、それを操る超能力者「ステッパー」が存在する1960年代のロンドン。プレイヤーは、超能力を持たない異色の新人捜査官「ノートリック・ケース」となり、マナが関与する超能力事件の捜査に挑むことになります。仲間のステッパーたちの能力を借りながら事件現場で証拠を集め、膨大な資料の中から矛盾を突きつけ、複雑に絡み合った謎を解き明かしていきます。
本作最大の魅力は、圧倒的なシナリオの完成度と、歯ごたえのある重厚な推理体験にあります。読者の予想を裏切り続ける怒涛の展開と、緻密に張り巡らされた伏線が終盤で一本の線となり、鳥肌が立つような真実が明らかになる展開には終始目が離せません。また人物描写も非常に丁寧で、欠点や弱さも含めて人間として丁寧に描かれる個性豊かなキャラクターたちも、物語に深い奥行きを与えていました。謎解きにおいても、超能力はあくまで「情報追加のツール」となっており、歯ごたえのある推理体験を楽しむことができます。
重厚な物語や、人の内面を深く描いた作品が好きな方、歯ごたえのある推理体験を求める方、そして心の底から揺さぶられる感動を味わいたい方に、自信を持っておすすめできる傑作ミステリーです。フルボイスで約15時間というボリュームでありながら、2,000円台(Steam版2,100円、Switch版2,950円・税込)という価格も魅力的です。
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心揺さぶる感動と涙【感動系&泣きゲー&恋愛ゲー】
人生を変えるほどの出会い、かけがえのない日常、そして訪れる避けられない運命。恋愛、友情、家族愛といった普遍的なテーマを、時に切なく、時に温かく描いた「泣きゲー」と呼ばれる名作たちをまとめています。
- キャラクターに深く感情移入したい
- 美しい物語に浸って、思いっきり泣きたい
- クリア後、温かい気持ちや切ない余韻に包まれたい
Summer Pockets REFLECTION BLUE

Keyが贈る忘れたくない、忘れられない、ひと夏の思い出を描くADV
『Summer Pockets REFLECTION BLUE』は、『CLANNAD』や『リトルバスターズ!』で知られる「Key」が制作した恋愛アドベンチャーゲームです。2018年版にヒロインやシナリオを追加した完全版であり、その感動的な物語は多くのプレイヤーの涙を誘いました。
亡き祖母の遺品整理のため、夏休みを利用して離島「鳥白島(とりしろじま)」にやってきた主人公「鷹原羽依里(たかはら はいり)」。彼はそこで出会う少女たちと共に、忘れられないひと夏を過ごすことになります。プレイヤーの選択によって、各ヒロインとの個別ルートへと物語は分岐していきます。
本作の最大の魅力は、短い時間ながらも映画のように濃密で完成度の高い、各ヒロインの個別シナリオにあります。家族愛や友情といった普遍的なテーマを、夏のきらめきとどこか懐かしい雰囲気の中で丁寧に描き出し、プレイヤーの心を強く揺さぶります。クスっと笑える日常の掛け合いと、涙なしには見られない感動的な展開のバランスは、まさに「Keyらしさ」の真骨頂と言えるでしょう。
全てのルートを終えた後に訪れる結末は、切なくも美しい余韻を残します。とにかく感動できる「泣きゲー」を求めている方、そして心温まる物語に浸りたい方に、おすすめしたい作品です。できれば、夏にプレイしてほしい作品です。
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終のステラ

良い意味で“Keyらしくない”。終末世界を巡る、アンドロイドと運び屋の物語。
『終のステラ』は、「Key」が2022年に発売したキネティックノベルです。従来のKey作品とは一線を画す、シリアスで終末的な世界観が話題を呼び、Steamでは「圧倒的に好評」を獲得しています。
舞台は、機械群に支配され、人類が衰退した未来。運び屋の青年「ジュード」は、人間になりたいと願う少女型アンドロイド「フィリア」の輸送依頼を引き受けます。略奪が横行し、常に死の危険が付きまとう過酷な世界で、二人の長い旅が始まります。なぜフィリアは作られたのか、そしてこの世界の真実とは。巧みに提示される謎が、プレイヤーを物語へと引き込みます。
本作の魅力は、従来のKey作品の感動はそのままに、残酷で緊張感あふれる終末世界の描写を融合させた、唯一無二の物語体験にあります。純粋無垢なアンドロイドであるフィリアの視点を通して描かれる世界の厳しさは、プレイヤーに「人間とは何か」という普遍的なテーマを突きつけます。豊富なイラストと臨場感あふれる演出も、二人の旅への没入感を高めてくれます。
約10時間というコンパクトなプレイ時間の中に、辞め時を失うほどの濃密な物語と、心に深く刻まれる感動が詰まっています。切なくも美しい物語に浸りたい方、そしてKeyの新たな挑戦に触れたい方におすすめしたい作品です。
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ヘブンバーンズレッド

最上の、切なさを。Keyと麻枝准が贈る、涙腺崩壊のドラマチックRPG
『ヘブンバーンズレッド』は2022年2月10日にWFS(Wright Flyer Studios)とKeyによってリリースされたスマホ向けRPG作品です。スマホ向けの作品ではありますが、ここで紹介する作品に近しい魅力を持った作品なので、まとめています。
舞台は、謎の生命体「キャンサー」に襲われ、滅亡の危機に瀕した地球。プレイヤーは、対キャンサー兵器「セラフ」を操る少女たちの部隊を率い、人類の存亡を懸けた戦いに身を投じます。主人公「茅森月歌」を中心に、時に笑い、時に涙しながら、過酷な運命に立ち向かう少女たちの物語が描かれます。
本作最大の魅力は、スマホゲームの常識を覆すほど圧倒的なクオリティのシナリオです。メインストーリーはもちろん、キャラクター個別の物語や期間限定イベントに至るまで、その全てがフルボイスで展開。Keyならではの、笑いと涙が絶妙に織り交ぜられた物語は、プレイヤーの心を鷲掴みにします。作中バンド「She is Legend」が奏でる楽曲と、それらが彩るライブシーンの演出も必見です。
戦略性の高いコマンドバトルや育成要素にはやや複雑な部分もありますが、それを乗り越えた先にある感動は格別。Key作品が好きな方、そして何より「最高の物語」を求めているすべての方に、おすすめしたい作品です。基本プレイ無料なので、まずは気軽に触れてみてください。
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ATRI -My Dear Moments-

海に沈みゆく町で、少年とロボットの少女が出会う。忘れられない、夏の物語。
『ATRI -My Dear Moments-』は、2020年に発売されたノベル形式のアドベンチャーゲームです。『グリザイア』シリーズで知られる「フロントウイング」が開発を手掛け、その心温まる物語が高く評価されています。
原因不明の海面上昇により、地表の多くが海に沈んだ近未来。事故で片足を失った少年「斑鳩夏生」は、祖母の遺産を探すため海底に潜り、棺のような装置で眠る少女「アトリ」を発見します。人間と見紛うほど精巧で感情豊かなロボットである彼女と共に、沈みゆく穏やかな町で、二人の忘れられない夏が始まります。
本作の魅力は、テンポ良く進むシナリオと、そこで描かれる人々の心の変化にあります。心を閉ざしていた主人公が、無邪気でポンコツなアトリと関わることで、徐々に前向きになっていく過程は見ていて胸が熱くなります。過酷な世界でも助け合って懸命に生きる町の人々や、個性豊かな仲間たちとの心温まる交流も丁寧に描かれており、物語に深い感動と没入感を与えていました。
約10時間というコンパクトなプレイ時間と、2200円という手頃な価格も魅力の一つ。Key作品のような人と人との繋がりや、暖かさを感じさせる物語が好きな方にこそ、ぜひプレイしてほしいおすすめの作品です。
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WHITE ALBUM2(ホワイトアルバム2)

三角関係の残酷なまでにリアルな心理描写。人生を追体験するような、唯一無二の恋愛ADV
『WHITE ALBUM2』は、アクアプラスから発売された恋愛アドベンチャーゲームです。その圧倒的なシナリオと、登場人物のリアルな心理描写は多くのプレイヤーに衝撃を与え、「伝説の泣きゲー」として今なお語り継がれる傑作です。アニメ化もされており、ゲームの存在を知った人も多いでしょう。
物語は、三部構成で展開されます。高校3年生の秋、廃部寸前の軽音楽同好会に所属する主人公「北原春希」は、学園祭でのライブ成功を目指し、残された数週間でメンバーを集めようとなるところから始まります。そこで出会う、学園のアイドル的存在「冬馬かずさ」と、幼なじみの優等生「小木曽雪菜」と共に、学園祭ライブに向けた練習を通して3人の関係は急速に深まっていき、彼らの関係は複雑な三角関係へと発展していくことになります。そして、高校卒業後の大学編、さらに数年後の社会人編へと続く長い時間軸の中で、彼らはそれぞれの選択と、その代償に向き合うことになります。
本作最大の魅力は、高校編、大学編、社会人編という三部構成で描かれる、非常に長い時間軸の物語と、そこで徹底的に描かれるリアルな心理描写にあります。一般的な恋愛ADVではルート分岐後、ヒロインとの関係を深めて結ばれることが多いですが、本作ではそうはいきません。登場人物たちの関係は、長い時間をかけて深まり、こじれ、修復され、さらに深く積み重ねられていきます。3人がお互いの関係を大切に思いながらも、自身の感情と葛藤する姿は胸を締め付けられます。さらに、3人だけでなく、その家族や友人たちも含めたコミュニティ全体の心理が、長い時間軸の中で丁寧に描かれます。プレイヤーは登場人物たちの人生を追体験するかのように、彼らの感情に深く感情移入し、いつしか他人事とは思えなくなっていくでしょう。時に主人公の人間らしさに賛否が分かれることもありますが、それこそが都合の良い「ギャルゲー」の主人公ではありえない、迷い、葛藤し、時に選択を間違えてしまう「人間」としての魅力を際立たせています。そういった人間関係を長い時間と繊細な描写でリアルに描き切った点が、この作品の唯一無二の魅力です。
恋愛系の物語の中で圧倒的なクオリティを誇る本作は、人間関係のリアルな描写に没入したい方、登場人物たちの人生を追体験するような深い感動を味わいたい方、そして「伝説の泣きゲー」と称される心に深く刻まれる物語を求めている方にこそ、ぜひプレイしてほしい作品です。
グリザイアの果実・迷宮・楽園

壮絶な過去を持つ少女たちと謎多き主人公が織りなす感動の物語。その行く末に何を見るのか
『グリザイアシリーズ』は、フロントウイングから発売された恋愛アドベンチャーゲームです。PC版で高い評価を獲得した後、Nintendo Switch版では「グリザイアの果実」「迷宮」「楽園」の三部作が、フルボイスでまとめて楽しめる形で移植されています。それぞれが独立した物語を持ちながら、壮大なスケールで紡がれる人間ドラマは、多くのプレイヤーに深い感動を与えてきた作品です。
物語は、閉鎖された学園「美浜学園」へと転入してきた少年「風見雄二」を中心に展開します。そこに集められたのは、それぞれが壮絶な過去と心の傷を抱える5人の少女たち。彼女たちは学園という名の「檻」の中で、外の世界から隔絶された生活を送っていました。謎に包まれた転校生である雄二は、彼女たちと交流し、それぞれの過去の真実と向き合っていくことになり、互いに支え合い、心の傷を乗り越えようと奮闘していく作品です。
本作最大の魅力は、深い心の闇を抱えるヒロインたちが、主人公との出会いを通して少しずつ過去を乗り越え、未来へと歩み出す姿を描いた感動的な人間ドラマにあります。それぞれのヒロインが持つ壮絶な過去は、どれも非常に重たく、中にはトラウマになりそうなほど強烈な展開も鮮明にリアルに描かれます。主人公である風見雄二もまた、過去に大きな秘密を抱えており、彼自身の謎が物語全体を牽引していきます。謎めいた雄二と、個性豊かな少女たちの日常のやり取りには、思わずクスリと笑ってしまうコミカルな要素も満載で、この緩急の激しさが、シリアスな展開をより際立たせ、プレイヤーを物語へと深く引き込む作品です。
壮絶な過去を乗り越え、希望を見出すヒロインたちとの出会いを体験したい方、謎多き主人公の過去と、その行く末に隠された真実を知りたい方におすすめの作品です。心の傷を癒し、共に未来を掴む感動的な物語に浸りたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
9-nine-

異能力を巡る謎と、コミカルな日常が織りなす青春SFアドベンチャー
『9nine』は、ぱれっとから発売されたPC向けアドベンチャーゲームのシリーズです。様々な異能力を巡る壮大なSFミステリーと、魅力的なヒロインたちとのコミカルな日常が融合した作品として高い評価を得ています。Nintendo Switch版では複数の作品がまとめて楽しめる形で移植されており、シリーズ全体を通して壮大な物語が展開されます。
物語の舞台は、学園都市である白巳津川市。平和な日常を送っていた主人公「新海翔」は、とある事件をきっかけに、特殊な異能力「アーティファクト」を使う能力者となってしまいます。彼を巻き込む形で、街に現れた謎の組織や、同じく異能力を持つ少女たちとの出会いを通して、世界の裏に隠された真実と、街を巡る陰謀に立ち向かうことになります。様々なヒロインとのルートが展開し、それぞれの視点から事件の真相に迫っていきます。
本作最大の魅力は、異能力者同士の手に汗握るバトルと先の読めないSFミステリー展開、そして魅力的なキャラクターたちが織りなす各ヒロインとの恋愛要素にあります。シリアスな能力者同士の攻防や、謎が謎を呼ぶ事件の真相に迫る過程は、SF作品ならではのワクワク感に満ちています。また、恋愛作品でありながら、緊張感のある展開や鬱要素も多く含まれており、物語に深みを与えています。一方で、主人公とヒロインたちの会話劇はテンポが良く、思わず笑ってしまうような掛け合いが満載です。各ヒロインも非常に魅力的で、彼女たちとの関係性を深めていく過程も、本作の大きな魅力と言えるでしょう。
能力者同士のバトルや謎解きが好きな方、先の読めないSFミステリーを楽しみたい方、そして魅力的なキャラクターたちとのコミカルな日常や恋愛要素に浸りたい方におすすめの作品です。複数の作品が楽しめるNintendo Switch版で、この壮大な物語をぜひ体験してみてください。
映画のような没入体験【シネマティックADV】
まるで映画を操作しているかのように、プレイヤーの選択が物語に影響を与える作品。複数の視点が絡み合う群像劇も楽しめます。
- 映画や海外ドラマのような物語が好き
- 自分の「選択」が物語を動かす体験をしたい
- 美麗なグラフィックの世界に没入したい
Detroit: Become Human(デトロイトビカムヒューマン)

プレイヤーの選択が未来を創る。感情を持つアンドロイドたちとの未来を描く物語。
『Detroit: Become Human』は、2018年に発売されたアクションアドベンチャーゲームです。まるで実写映画を操作しているかのような圧倒的なグラフィックと、プレイヤーの選択が物語を大きく左右するゲーム性で、世界中から絶賛された作品です。
舞台は、人間と見分けがつかないアンドロイドが社会に普及した、2038年のアメリカ・デトロイト。プレイヤーは、立場も境遇も異なる3体のアンドロイドの視点から、変異体(自我に目覚めたアンドロイド)を巡る事件を追体験します。ある者は捜査官として、ある者は革命の指導者として、それぞれの物語が複雑に絡み合い、やがて世界の運命を揺るがす大きなうねりとなっていきます。
本作の神髄は、無数の選択肢によって、プレイヤー自身が物語を紡いでいくという強烈な没入感にあります。些細な行動から重大な決断まで、あなたの選択がキャラクターの運命をリアルタイムで変えていき、その結果は膨大なフローチャートとして可視化されます。「あの時、違う選択をしていたら…?」と思わずにはいられない、無数のエンディングがあなたを待っています。
キャラクターの細かな表情から感情が読み取れるほどの超リアルなグラフィックも、この物語体験を唯一無二のものにしています。映画や海外ドラマが好きな方、そして自分の選択で物語を動かす究極の没入感を味わいたい方に、おすすめしたい不朽の名作です。
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Life is Strange(ライフイズストレンジ)
時間を巻き戻す能力を持つ少女が、小さな町の運命を変える青春ミステリー。
『Life is Strange』は、2015年に発売され、世界中で数々の賞を受賞したアドベンチャーゲームです。プレイヤーの選択によって物語が分岐するゲーム性はそのままに、「時間を巻き戻す」というユニークな能力を組み合わせたことで、新たな体験を生み出しました。
5年ぶりに故郷の田舎町に戻ってきた内気な女子高生「マックス」。彼女はある日、目の前で親友の「クロエ」が殺される場面を目撃したことをきっかけに、時間を巻き戻す能力に目覚めます。親友の命を救ったマックスは、クロエと共に、町で起きた女子生徒の失踪事件の謎を追うことに。しかし、安易な時間の改変は、やがて大きな代償となって彼女たちに襲いかかるという内容です。
本作の最大の魅力は、「時間を巻き戻せる」からこそ生まれる、選択の重みと葛藤の描き方にあります。一度選んだ結果を見てから、もう一度やり直すことができる。しかし、プレイ中にはどちらを選んでも誰かが傷つき、何かを失うような悩ましい選択ばかりも提示されることがあります。「最良の選択とは何か?」をプレイヤーに突きつける、そんな深みのあるゲーム体験が待っています。
インディー映画を思わせるノスタルジックな雰囲気と、物語に完璧に寄り添う音楽の使い方も圧巻です。切ない青春物語が好きな方、そして自分の選択の重さをじっくりと考えたい方にこそ、プレイしてほしい傑作です。
The Last of Us Part I

心をえぐる、愛の物語。ゲーム史に名を刻む、サバイバルホラーの金字塔。
『The Last of Us Part I』は、2013年に発売され、世界中のゲームアワードを総なめにした傑作のフルリメイク作品です。※本作は他のシネマティックADVとは異なり、本格的なアクション要素が非常に強い点にご注意ください。
謎の寄生菌によって文明が崩壊したアメリカを舞台に、運び屋の男「ジョエル」と、感染の抗体を持つ少女「エリー」の危険な旅路が描かれます。娘を失い心を閉ざした男と、家族を知らない少女。過酷な世界で、二人の間に芽生える疑似親子のような絆と、その果てに待つ衝撃的な決断は、多くのプレイヤーの心を揺さぶりました。
本作の神髄は、映画の常識すら超える、圧倒的な脚本と演出にあります。キャラクターの細かな表情や息遣い、胸を締め付けるような会話劇は、プレイヤーを物語の世界へ完全に引き込みます。ゲームであることを忘れさせるほどの没入感は、まさに”プレイする映画”そのものです。
ただし、ゲームプレイの核は歯ごたえのあるサバイバルアクションであり、物語がプレイヤーの選択によって分岐することはありません。 それでも、最高の物語体験を求めるすべての人にプレイしてほしい不朽の名作です。
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JUDGE EYES:死神の遺言

木村拓哉主演、極上のリーガルサスペンスを、その手で追体験するアクションアドベンチャー
『JUDGE EYES:死神の遺言』は、2018年にセガから発売されたリーガルサスペンスアクションです。『龍が如く』シリーズのスタジオが手掛け、木村拓哉さんを主人公に起用したことで大きな話題を呼びました。※本作も本格的なアクション要素が非常に強い点にご注意ください。
舞台は東京・神室町。元弁護士の探偵「八神隆之(木村拓哉)」は、街で起きている猟奇的な連続殺人事件を追い始めます。被害者の目を抉るという残虐な犯行の裏には、やがて巨大な陰謀が渦巻いていることが判明します。八神は、自らの信念を懸けて、この難事件に挑むことになります。
本作の神髄は、豪華俳優陣が演じるキャラクター達が織りなす、まるで一本の連続ドラマを見ているかのような重厚な物語です。龍が如くスタジオが誇るリアルなグラフィックで描かれるキャラクターの表情や演技は、プレイヤーを物語の世界へ完全に引き込みます。
ただし、ゲームプレイの核は、敵をなぎ倒していく爽快なバトルアクションや、尾行・チェイスといった探偵アクションになり、純粋なアドベンチャーというよりかはアクションアドベンチャーと呼ばれるタイプの作品です。物語の分岐はありませんが、骨太なサスペンスドラマをゲームで体験したい方には、これ以上ないほどおすすめできる傑作です。
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心地よい世界に浸る【雰囲気ゲー&ユニーク系】
特定のジャンルには括りきれないものの、唯一無二の魅力や心地よい雰囲気を持つ作品群です。
- 激しい展開よりも、独特の世界観や会話を楽しみたい
- 他では味わえない、斬新なゲームシステムに触れたい
- 心地よい余韻に浸れるゲームを探している
Hookah Haze(フーカーヘイズ)

シーシャの煙と共に、揺れる心に寄り添う。おしゃれで切ない、日常系ADV。
『Hookah Haze』は、2024年にアニプレックスから発売されたアドベンチャーゲームです。シーシャ屋の店主となり、店を訪れる客たちとの交流を通して物語を紡いでいきます。
余命わずかな主人公「炭木トオル」は、人生の最後に期間限定のシーシャ屋を開きます。そこに訪れるのは、コンカフェ店員、ショップ店員、人形作家と、それぞれ異なる悩みや事情を抱えた3人の女性客。プレイヤーは彼女たちの話に耳を傾け、最適なシーシャを提供することで、彼女たちの心に寄り添っていきます。
本作の魅力は、おしゃれなシーシャ屋の経営体験と、そこで描かれるヒューマンドラマの融合にあります。おすすめフレーバーをSNSで発信し、来店した客の好みに合わせてシーシャを調合。炭の量を調整して最高の吸い心地を演出する。こうした経営パートを通して、客たちとの関係性が深まっていきます。ゆるふわな雰囲気とは裏腹に、彼女たちが抱える悩みは程よく重く、プレイヤーの選択が物語を大きく左右します。
1周3時間程度で気軽に遊べ、エンディングも豊富に用意されています。心地よい音楽と雰囲気の中で、じっくりと人間ドラマを楽しみたい方におすすめしたい、おしゃれで少し切ない作品です。
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シャンハイサマー

あの夏の後悔と、”あり得たかもしれない”未来。ノスタルジックな青春ミステリー。
『シャンハイサマー』は、2024年に発売されたアドベンチャーゲームです。中国のインディーゲーム会社が開発を手掛け、その情緒あふれるビジュアルと、心に深く刺さる物語で高い評価を獲得しています。
主人公の「屠百川(と びゃくせん)」は、ある日突然、自分が過去の記憶を追体験する「夢の世界」にいることを知らされます。現実に戻るためには、忘れてしまった”彼女”の記憶を取り戻さなければならない。プレイヤーは12日間のループの中で、過去の断片的な記憶と向き合い、事件の真相と、夢の世界の謎に迫っていきます。
本作の魅力は、ノスタルジックな雰囲気の中で描かれる、あまりにもリアルで儚い人間ドラマにあります。「なんでもできる気がしていた学生時代」と「現実に打ちのめされそうな今」との対比や、友人たちが抱える悩みや葛藤は、多くのプレイヤーの心に響くと思います。過去と現在が交錯しながら少しずつ真相が明らかになっていく巧みなシナリオ構成も素晴らしく、一度始めれば目が離せなくなります。
約5時間というコンパクトなプレイ時間の中に、忘れられない感動と、プレイ後に少し前向きになれるような温かいメッセージが詰まっています。切ない青春物語が好きな方や、心に残る深い余韻を味わいたい方おすすめしたい隠れた名作です。
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7 Days to End with You

言葉が、わからない。身振り手振りと表情だけを頼りに、謎を解き明かす。
『7 Days to End with You』は、2022年に発売された新感覚のパズルアドベンチャーゲームです。「言語を解読する」という、これまでにないユニークなゲーム体験が口コミで広がり、大きな話題となりました。
記憶を失ったあなたは、見知らぬ部屋で目を覚まします。目の前には一人の女性がいますが、彼女が話す言葉は全く理解できません。あなたに与えられた時間は7日間。この限られた時間の中で、彼女の言葉を一つ一つ解読し、この世界の真実と、彼女の正体に迫っていくことになります。
本作の神髄は、「言葉がわからない」という状況そのものをゲームにした、唯一無二のシステムにあります。彼女が指し示すモノや、その時の表情、身振り手振りといった非言語的な情報を頼りに、「この単語は、たぶんこういう意味だろう」と推理し、メモ帳に記録していく。少しずつ言葉が分かり始め、彼女とのコミュニケーションが成立した時の感動は、他のどのゲームでも味わえない特別なものです。
言葉の意味を誤解したまま進むと、全く違う結末を迎えることも。パズルや暗号解読が好きな方、そして常識を覆すような斬新なゲーム体験を求める方におすすめの意欲作です。
まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、私が本気でおすすめするアドベンチャーゲームの数々を、カテゴリ別にご紹介しました。気になる作品は見つかったでしょうか?
衝撃的なミステリーから、心温まる感動ストーリー、そして唯一無二のユニークな作品まで、個人的にはどのゲームもクリア後には「プレイしてよかった」と心から思える名作ばかりです。
もし少しでも心惹かれる作品があれば、ぜひ手に取ってプレイしてみてください。あなたのゲームライフを豊かにする、最高の物語体験が待っているかもしれません。




























