こんにちは。ヤマザキです。
今回は2023年6月30日にスパイク・チュンソフトより発売された『超探偵事件簿 レインコード』のDLC・シーズンパスのレビューになります。
本DLCは各キャラのサブストーリーが見れるものになっており、夜行探偵事務所のキャラはそれぞれ魅力的なキャラが多く、本編をクリアした方の中には「もっと超探偵のみんなの深堀エピソードが見たい!」という方も多いのではないのでしょうか。
今回のDLCはそんなユーザーの期待に応えるものになっているのか・2200円の価値はあるのか、率直な感想をネタバレなしでお伝えします。
また本編『超探偵事件簿 レインコード』のレビューもしていますので、こちらも合わせてご覧ください。
- 『超探偵事件簿 レインコード』のシーズンパスを買おうか悩んでいる人
- 『超探偵事件簿 レインコード』のシーズンパスの感想・評価・レビューが知りたい人
超探偵事件簿 レインコード シーズンパスとは?
このDLCは本編では描かれなかった超探偵たちのサブストーリーが楽しめるものとものとなっており、これが4弾に分けて配信されます。
配信日程は下記のようになっており、全てのDLCが配信済みです。
■2023年7月27日配信
デスヒコ編『カリスマ探偵VS怪盗九尾の猫』
■2023年8月31日配信
フブキ編『フブキの最高に幸運な1日』
■2023年9月28日配信
ハララ編『Raining Cats & Dog』
■2023年10月26日配信
ヴィヴィア編『臨死探偵』
ヤコウ編『ありがとう、私の探偵さん』
ちなみにシーズンパスのDLCはそれぞれ単体で660円でも購入できます。
4つ単体でそれぞれ買うと2640円になり、シーズンパスの2200円との差額は440円になります。
悩んだ方は単体で購入してみるのもありです。
評価・感想
結論:買う価値はあるのか…
結論から言って、本DLCはコスパが良いとは言えず、あくまでファン向けのコンテンツになります。
人によっては十分に満足できる内容ではありますが、近年のAAAタイトルのような大型追加DLCのボリュームを期待していると痛い目を見るかもしれません。
何よりクリアまで各30分の短さはどうしても価格に見合った価値があるかを判断するうえでマイナスな要素になるでしょう。
しかしながら仲間キャラを丁寧に描いたエピソードは一定の魅力があり、これから紹介する点を踏まえて購入を考えてみると良いかもしれません。
あくまで読むだけのゲーム性
本編では「ユーマ・ココヘッド」を主人公に事件の調査・推理がゲーム性の柱になっていましたが、本DLCのは探偵事務所の仲間たちが主人公になっています。
そのため推理という要素は基本的にないんですよね…
あくまでシナリオを読むことがメインになっており、プレイヤーが操作するのは聞き込みを行う調査パートくらいでした。
調査パートにしてもデスヒコを操作しているときは変装を使って、調査をしてみたり、本編のように能力を活かしたゲーム性を入れ込んで欲しかったですね…
個人的に本編の事件数が少ないと感じていたので、DLCでそのあたりを補完してほしかったと思っていたので、少し残念でした。
それぞれの仲間キャラを掘り下げるシナリオの内容は面白い
シナリオ自体はどうなのかというと、これはそれなりに面白いです。
やはり良かった点としては探偵事務所のメンバーの掘り下げができていたことです。
本編は一つ一つの事件の比重が大きくなるあまり、仲間キャラが登場するのは1つ事件のみでかなり限定的なものに収まっていました。
事務所のメンバーたち、個人的にはすごく好きだったので、もっとエピソードが見たいと思っていたんですよね。
このDLCはそんな要望をかなえてくれるものになっていたと思います。
特に第2弾「フブキの最高に幸運な1日」ではハララ、デスヒコ、フブキの3人の掛け合いが多くて好きでしたね。
各キャラの魅力がしっかり描けていたのでその点は評価できる点だと思います。
クリアまで約30分。価格に見合った価値はあるのか…
本DLCのクリア時間はそれぞれ約30分。
筆者はある程度、サクサク読み進めるタイプなので少し早めの時間かもしれませんが、全オートでも1時間もないでしょう。
さすがに短いと感じてしまいました…
近年、大ボリュームのDLCが増えているからこそその点は目立ってしまいます。
内容的に本編に入れてくれればよかったのにというものに感じました。
5つ合わせて長くても5時間程度のシナリオが2200円ですので、価格に見合った価値があるのか考える必要があるかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は『超探偵事件簿 レインコード』のDLC・シーズンパスの評価・感想をお送りしました。
シナリオに魅力こそあるもの、少なくとも大型追加DLCなどのボリュームはありません。仲間キャラを深堀するシナリオは面白い反面、短い点は否めず、「本編に入れてくれれば良かったのに…」と感じる内容でした。
そのため本編をクリアした方に絶対にプレイしたほどの内容ではありません。
しかしながら、仲間キャラの掛け合いが見たい人にとって本DLCは価格に見合った価値を見出せるものになるかもしれません。
因みに筆者はフブキとヴィヴィアが好きで、好きなキャラを見れるという点ではかなり楽しめました。
以上の点を踏まえて、購入を考えてみてはいかがでしょうか。
DLCプレイには本編の購入が前提となっています。
まだ購入していない方は本編からご検討くださいね。