こんにちは。ヤマザキです。
今回は、2026年2月5日にスクエア・エニックスから発売予定の、『ドラゴンクエストVII Reimagined』体験版のプレイレビューになります。
この記事では、物語の冒頭4時間程度が遊べる体験版をプレイして感じた本作の良いところや気になったところなど、率直な感想をお届けします。
- 過去の『ドラクエ7』の重厚なストーリーが好きな方
- 最新ハードで描かれる「ジオラマ風」の新しいビジュアルが気になる方
- 従来のコマンドバトルに「新要素」や「テンポの良さ」が加わった快適なバトルをも求めている方
はじめに
『ドラゴンクエストVII Reimagined』は、2026年2月5日に発売が予定されている完全新作リメイクRPGです。
本作は、2000年にPlayStationで発売され、シリーズ屈指のボリュームと「石版」を巡る独特なオムニバス形式の物語で大きな話題を呼んだ『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』を、現代の技術で再構築した作品となっています。
対応ハードはPS5、Switch / Switch 2、Xbox、PCと幅広く、今回は冒頭約4時間をじっくりとプレイできる体験版を通して、進化を成し遂げた本作について紹介します。。
結論から言えば
「原作の持つ重厚な空気感を大切にしながらも、驚くほど現代的に、そして快適に生まれ変わったリメイク」
だということです。
ダッシュ機能や倍速バトルの追加といったシステム面の刷新により、かつての「進めるのが大変」というイメージは完全に払拭され、極めてテンポの良いゲームプレイが実現していました。
それでは、具体的にどのような点が新しく、どのような感動があったのか、詳しく見ていきましょう。
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『ドラクエ7 リメイク』体験版の魅力
ここからは、実際にプレイして感じた本作の魅力4つのポイントで見ていきましょう。
その1:温かみのある《ドールルック》と、命を吹き込まれたキャラ

まず目を引くのが、大幅にパワーアップしたビジュアルです。
本作では、鳥山明氏のデザインを人形で再現したようなアートスタイル「ドールルック」が採用されています。最新技術による高精細な描写と、ジオラマの中を冒険しているような不思議な温かみが融合しており、歩いているだけで楽しい映像美に仕上がっていました。
また、待望のフルボイス化も大きなポイントです。
おてんばなマリベルや、熱い志を持つキーファなど、豪華声優陣の演技によってキャラクターの「生きてる感」が格段にアップしました。ここぞという重要なシーンでのボイス演出は破壊力抜群で、物語への没入感が凄まじいです。
その2:石版が拓く、どこか切なく不穏な「まだ見ぬ世界」の物語

本作の物語は、各地に散らばる「石版」を集め、台座にはめ込むことで、まだ見ぬ世界へと旅立つことで進んでいきます。
体験版の舞台となる最初の村「ウッドパルナ」に足を踏み入れると…。
そこに広がっていたのは、悲痛なBGMが流れる中、なぜか村人たちが自らの手で自分の家を壊しているという異様な光景。これまでのシリーズとは一線を画す、どこか不穏で陰鬱な空気が漂っています。
「なぜ家を壊しているのか?」「謎の女性・マチルダの正体とは?」
体験版の範囲だけでも、胸を締め付けられるようなドラマチックな展開が待っています。この「一筋縄ではいかない物語」こそがドラクエ7の真骨頂だと感じていて、一度触れれば、その先の展開が非常に気になると思います。
その3:「職業×バースト」が生む、戦略性とテンポ抜群のバトル

本作のバトルは、伝統のコマンド式を継承しつつも、リメイク版ならではの進化を遂げています。
基本となる「じゅもん」や「とくぎ」を駆使してMPを管理する楽しさはそのままに、本作独自の要素「職業とくせい」と「バースト」が非常に良いアクセントになっていました。
バースト状態が戦略の鍵

バトル中、キャラクターが「バーストチャージ」という状態になると、それぞれの職業が持つ固有の「職業とくせい」を発動できるようになります。
例えば、主人公(アルス)の場合、「敵の攻撃を1回完全無効化する」といった非常に強力な効果が揃っており、これを発動させるタイミングがバトルの勝敗を分けると言っても過言ではありません。この「バースト状態をどう活かすか」という駆け引きは、従来のドラクエにはない新しい戦略性を生んでいます。
「職業のかけもち」で広がるカスタマイズ

さらに、製品版では物語を進めると職業の「かけもち」が解放されるとのこと(体験版では未実装)。
同時に二つの職業に就くことで、使える呪文や特技、どのような戦略が生まれるのか、楽しみですし、自分だけの最強の組み合わせを模索する楽しさは、育成好きにはたまらない要素になるでしょう。
また、「倍速機能」など、現代のプレイヤーに合わせたテンポの良さもしっかり構築されており、非常に快適なプレイフィールを実現していました。
その4:探索が止まらない!装備収集と冒険のサイクル

本作では探索の楽しさもバッチリ補強されています。
装備のカスタマイズが大幅進化

武器・盾・防具に加え、アクセサリー枠が3つに増加したのが嬉しいポイントです。フィールドにいる強敵を倒すことで手に入るレア装備や、宝箱から得られるアイテムの重要性が増しており、「探索して、強敵を倒し、パーティを強化する」というRPGの根源的な楽しさが凝縮されています。
現代的な利便性の向上
目的地マーカーの表示や、ショートカットコマンドによる一括回復、そして「ルーラ」の利便性など、細かいストレスを排除する仕組みが充実しています。
純粋に未知の世界を切り拓くワクワク感に集中できる仕上がりになっていました。
気になったところ・不安点
基本的には「再構築(Reimagined)」の名にふさわしい、非常に完成度の高いリメイクだと感じました。製品版への期待がさらに高まる内容でしたが、一点だけ、「シナリオの改変」について、個人的に複雑な思いを抱いた部分があります。
シナリオの「再構築」がもたらした変化
ここからは最初の物語「ウッドパルナ」の結末に関するネタバレを含みます。

本作では、現代のプレイヤーに合わせて物語の展開にも手が加えられています。
私は原作の『ドラクエ7』をすべて遊び尽くしたわけではないのですが、「最初の村(ウッドパルナ)からして、とにかく救いがなくて陰鬱」という伝説的なエピソードは聞き及んでいました。しかし、今作をプレイして驚きました。
なんと、特定の条件を満たすと、「村人たちが助けに来てくれる」という救済ルート(グッドルート)が追加されていたのです。
もちろん、絶望的な状況に光が差し込む「いい話」になったことは、現代のニーズに合っているのでしょう。普通にプレイしていればこのグッドルートに辿り着くため、多くの人は後味の良い結末を迎えられます。
ですが、個人的に「鬱ゲー」や重厚な物語を好む身としては、あの救いようのない、やりきれなさに満ちた「ドラクエ7の洗礼」とも言える衝撃がマイルドになってしまったことに、少しだけ寂しさを感じてしまいました。
「丸く収まった」ことで、ウッドパルナという土地が持つ独特のインパクトが弱まったのではないか……。そんな風に感じてしまうのは、私のような人間だけかもしれませんが(笑)。
とはいえ、これによってより多くの人が最後まで遊びやすくなったのは間違いありません。この「救済の余地」が物語全体にどう影響していくのか、そこも一つの注目ポイントと言えそうです。
まとめ

いかがだったでしょうか。今回は『ドラゴンクエストVII Reimagined』の体験版プレイレビューをお届けしました。
「再構築(Reimagined)」の名にふさわしく、最新ハードの性能を活かした「ドールルック」の映像美と、現代的な遊びやすさが高い次元で融合した、非常に完成度の高いリメイク作品だと感じました。
特に、本作ならではの重厚なシナリオと、新要素によって戦略性が増したバトル体験は、かつての原作ファンだけでなく、今作で初めて『ドラクエ7』に触れる方も深くのめり込める仕上がりになっています。
発売日は2026年2月5日が予定されています。
現在は冒頭4時間をじっくりとプレイできる体験版が配信されていますので、まずはその手触りと進化した世界を実際に確かめてみてください。製品版の発売が心から待ち遠しくなる、確かな一作です。


