「ゲームの遊び方には、その人の性格が出る」。そんな発想をゲームにしたのが、『Refind Self: 性格診断ゲーム』です。探索中の何気ない行動をもとに性格が診断されるというコンセプトが気になり、筆者も最後まで遊んでみました。
結論から言えば、性格診断の仕組みが面白く、3周の先にある物語には予想外にちょっぴり感動した作品でした。筆者は3周を2時間弱でクリア。今回は、診断の楽しさと、物語の核心には触れずに紹介したい魅力をお伝えします。
どんなゲーム?|自由に探索すると、性格が診断される
『Refind Self: 性格診断ゲーム』は、2023年にPC(Steam)とスマートフォン向けに発売された探索型アドベンチャーです。その後Nintendo Switch版も発売され、現在はPC・Switch・スマートフォンで遊べます。開発は『7 Days to End with You』を手がけたLizardry、販売はPLAYISMが担当しています。

プレイヤーが操作するのは、博士によって造られたロボットの少女。博士が亡くなった後、彼女を操作して島のさまざまな場所を訪れます。ほかのロボットと話したり、気になるものを調べたり、ときには博士との思い出に触れたり。どこへ行き、何をするかはプレイヤー次第です。

こうした行動を取るたびに、画面に表示された性格分析のパーセンテージが少しずつ上がっていきます。思い思いに探索しているうちに100%になると、その周回は終了し、自分の行動に応じた性格の診断結果が表示される仕組みです。
ゲームオーバーはなく、正解のルートを探す必要もありません。まずは診断結果を気にしすぎず、自分ならどうするかを考えながら自由に遊ぶ。それが本作の基本的な楽しみ方です。
『Refind Self: 性格診断ゲーム』の魅力
その1:何気ない行動まで、性格診断につながる

性格診断と聞くと、いくつもの質問に答えていく形式を想像するかもしれません。本作で見られているのは、ゲームの中で自分がどう遊んだかです。
例えば、助けを求める相手のどちらにバッテリーを渡すか。正直に話すか、嘘をつくか。そうした選択だけでなく、どこへ行き、何を調べるかという探索中の行動も診断につながります。「好きなように遊んでいい」と言われるほど、自分は何を選ぶのだろうと気になり、普段なら何となく済ませる行動にも意味を感じ始める。この感覚が面白かったです。
選択肢への答えだけでなく、遊び方そのものから性格を診断する。 この発想が本作ならではの魅力だと思います。結果を見た後には、「違う行動を取っていたらどうなっただろう」と、もう一度試したくなりました。
その2:3周するうちに、博士と少女の物語も見えてくる

性格診断の仕組みに惹かれて遊び始めましたが、筆者が最後まで遊びたくなった理由は、むしろ物語にありました。主人公は博士に造られたロボットの少女。島のさまざまな場所を訪れ、博士との思い出に触れながら、自分自身についても少しずつ知っていきます。
思い出をたどる場面には、懐かしさと切なさが混ざったような趣があります。最初は診断結果が気になっていたはずなのに、いつの間にか「博士は少女に何を託したのだろう」と、物語の先を知りたくなっていました。
本作は3周すると性格診断が完成し、物語も結末に近づきます。診断のために繰り返し遊ぶことが、博士と主人公をより深く知ることにもつながる。 この二つを重ねた構成が、とても秀逸でした。
詳しい内容は伏せますが、最後に描かれる博士と主人公の思いには、少し感動しました。1周目の診断だけで終わらせず、ぜひ3周まで遊んでみてほしいです。
その3:寄り道の遊びと、少し切ない世界の雰囲気

島には会話や探索のほかにも、さまざまな遊びが用意されています。コマンド式のバトルに挑んだり、迫ってくる敵を撃退したり、コーヒーショップで接客したり、カジノでスロットを回したり。気になるものを見つけるたびに、「これもやってみよう」と寄り道したくなりました。
かわいらしいドット絵とBGMも、この世界を歩く楽しさを支えています。ロボットたちとのやり取りやミニゲームには遊び心がありながら、博士との思い出に触れる場面では、少し切ない気持ちにもなる。その雰囲気が好きでした。
本作を手がけたLizardryは、『7 Days to End with You』の開発者でもあります。ゲームならではの仕組みを使った物語が好きな方にも、おすすめしたい作品です。
遊ぶ前のよくある疑問(Q&A)
Q. 性格診断を目当てに遊んでも楽しめる?
A. 診断は面白いですが、探索や物語も含めて楽しむゲームです。
自分の行動から結果が出る仕組みは新鮮です。ただ、細かな質問に答えて自分の性格を詳しく分析してもらうようなゲームを期待すると、少し違うかもしれません。性格診断をきっかけに世界を歩き、博士と主人公の物語にも触れていく作品だと思います。
Q. クリア時間はどれくらい?
A. 公式の目安は1周約1時間です。筆者は3周を2時間弱でクリアしました。
探索や寄り道にどれだけ時間をかけるかで変わりますが、長時間のゲームを始める余裕がないときにも遊びやすいボリュームです。
Q. 3周しないと楽しめない?
A. 1周目から性格診断の結果は見られます。ただ、物語まで楽しむなら3周がおすすめです。
3周で診断結果が完成し、物語も結末に近づきます。周回する理由が診断と物語の両方にあるので、筆者は3周まで遊んで良かったと思いました。
Q. 対応機種と価格は?
A. PC(Steam)、Nintendo Switch、iOS、Androidで遊べます。
通常価格はSteam版が920円、Switch版が1,210円、スマートフォン版が600円です。セールや価格改定の可能性もあるため、購入時には各ストアで確認してください。
※対応機種・価格は2026年9月時点の情報です。
まとめ|性格診断をきっかけに、物語の結末まで見届けてほしい

『Refind Self: 性格診断ゲーム』は、探索中の何気ない行動が診断につながる、発想の面白いアドベンチャーでした。どこへ行き、何をするかを自由に選べるからこそ、自分の遊び方にも目が向きます。
そして筆者にとっては、診断の先にある物語も大きな魅力でした。かわいらしく、少し切ない世界を歩きながら博士と少女の思い出に触れ、3周目の結末にはちょっぴり感動しました。性格診断の仕組みが気になった方は、ぜひ物語の最後まで遊んでみてください。

