こんにちは。ヤマザキです。
今回は、2025年12月4日発売予定のスクウェア・エニックスが贈る人気シリーズ最新作、『オクトパストラベラー0』体験版のプレイレビューになります。
この記事では、序盤3時間程度が遊べる体験版をプレイして感じた本作の良いところや気になったところなど、率直な感想をお届けします。
※できる限りネタバレはしないようにしていますが、プロローグ部分の大きなネタバレを含むため、気になる方はブラウザバック推奨
はじめに
『オクトパストラベラー0』は、HD-2Dという独自のグラフィック表現で人気を博したRPG「オクトパストラベラー」シリーズの最新作です。
オルステラ大陸の過去を舞台に、神の指輪を巡る復讐と復興の旅が描かれる本作では、これまでの形式とは異なり、主人公がプレイヤー自身になるのが大きな特徴です。
今回、その体験版(プレイ時間:約3時間)が配信されましたので、早速レビューをお届けします。
結論から言えば、フルボイスで描かれる熱い物語と、シリーズを踏襲したバトルは非常に面白い。また、新要素である『キャラクターメイク』や『街づくり』も最高な作品でした。製品版発売への期待が高まる一方で、気になる点があったのも事実です。
今回は、そんな本作の魅力と気になったところについて、詳しく見ていきましょう。
『オクトパストラベラー0』体験版の魅力
ここからは本作の魅力について、見ていきましょう。
その1:進化し続ける「HD-2D」の圧倒的な美しさ

まず目を奪われるのが、シリーズの代名詞でもある「HD-2D」グラフィックです。
ドット絵と3DCGが融合した独特の世界観は、本作でさらなる進化を遂げています。
特に、光の差し込み方や空気感の表現は素晴らしく、ただフィールドを歩いているだけでも冒険の雰囲気に浸ることができます。
故郷の暖かさや壊れた町の悲壮感、そこから復興していく希望の光景が、この美しいグラフィックによってより情緒豊かに描かれていました。
筆者は「オクトパストラベラー」シリーズ初プレイだったのですが、そのあまりの美しさと流れているBGMも相まって、目を奪われてしまいました。
その2:絶望から始まる「0からの復興」と重厚な物語

本作の物語は、これまでのシリーズ同様、非常に重厚で大人向けのテイストになっています。
物語の始まりは衝撃的です。平和な田舎町で暮らしていた主人公の故郷が襲撃され、家族や知り合いが殺されてしまうという絶望的な状況からスタートします。
生き残ったのは主人公ともう一人の仲間「スティア」は、そこから2年の時を経て、戻らない過去を懐かしみながらも、未来のために「0」から街を作り直していく……というのがプロローグのあらすじです。この儚さと熱さが同居した王道の展開は、プロローグの時点でプレイヤーの心を強く掴みます。
また、「何を求めるか?」という問いに対して「富・権力・名声」から道を選ぶ要素も健在です。選んだ答えによって展開する物語がどのように変化していくのか、非常に先が気になる作りになっていました。
自分だけの主人公を作れる「キャラクターメイク」

また、本作の大きな特徴として、主人公を自分で作る「キャラクターメイク」が可能です。
見た目のカスタマイズはもちろん、自身の得意技などの情報を選択していくことで、自分だけの主人公を作成できます。ジョブも選べるため、育成面においても非常に自由度が高いシステムになっています。
その3:オーソドックスだが奥深い、完成されたコマンドバトル

戦闘はシリーズお馴染みのターン制コマンドバトルです。
基本はオーソドックスなスタイルですが、敵の弱点を突いてシールドを削る「ブレイク」や、BP(ブーストポイント)を消費して攻撃回数や威力を強化する「ブースト」システムにより、非常に奥深い戦略性が生まれています。
「いつブーストを使って一気に攻めるか?」というリソース管理の駆け引きは相変わらず面白く、行動順を見ながら戦略を立てる楽しさは折り紙付きです。
また、倍速機能などゲームスピードを変更できる快適性も備わっており、バトルのテンポ自体も良好でストレスなく遊ぶことができました。強力な必殺技も健在です。
最大8人編成による戦略性の拡張

私がプレイしている時点で、共通ルートと名声ルートの1章までをクリアしましたが、その時点で仲間になったキャラクターは4人でした。
しかし、本作は最大8人まで編成できるとのこと。人数が増えることで戦略性は間違いなく拡張されていくでしょうし、非常に気になります。なお、体験版でももう少し仲間を集められそうなので、引き続きプレイしてみようと思います。
その4:自由度の高い育成と「タウンビルド」
育成面では、進行に応じて獲得するポイントを使って自由にスキルの習得が可能です。
「どのキャラクターに何のスキルを覚えさせていくか」という選択肢の幅があり、自分好みのパーティを育て上げる楽しさがあります。
物語と融合する「タウンビルド」

そのうえで、本作の大きな新要素として「タウンビルド」が存在します。
これは仲間たちや旅先で出会った人々を町に移住させて、「自分だけの町」を創り上げていくシステムです。何の施設をどこに配置するかを自由に選択でき、家を建てて町を拡張していくプレイ感は非常に新鮮でした。
このビルド要素が、JRPG特有の重厚な物語とどのように融合していくのか、非常に興味深いポイントです。
住民との交流と広がる可能性

町の人々もそれぞれ役割を持って働いてくれそうな雰囲気があったり、各街の人々に話しかけ、「聞き出す」「招く」といったフィールドコマンドを使って住人を増やしていくなど、交流を楽しむこともできます。
体験版の時点ではまだその全貌は見えませんが、底知れない自由度の高さを感じさせます。製品版でのやりこみに、今から期待が膨らみます。
気になったところ・不満点
物語やシステムに大きな魅力を感じる一方で、気になったところもありました。
その1:不自由なセーブ

プレイしていて最も気になったのが、セーブ周りの仕様です。
近年、多くのRPGでは頻繁な「オートセーブ」が当たり前となっていますが、本作のオートセーブ頻度はかなり控えめに設定されているようです。
実際に私がプレイ中、突発的なイベント戦闘で全滅してしまった際、直前のマップ移動やイベント通過時にはオートセーブされておらず、なんと「1時間前のデータ」から再開することになってしまいました。
本作は特定のセーブポイントでしか手動セーブができず、その設置数も決して多くはありません。
物語が面白くなり、先が気になって夢中でプレイしていた矢先に、予期せぬ巻き戻りで水を差されてしまうのは非常に惜しい点です。製品版ではオートセーブの頻度を増やすなど、より安心して遊べるような改善を期待したいところです。
まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、『オクトパストラベラー0』体験版のレビューをお届けしました。
進化したHD-2Dの美しさ、「0からの復興」を描く熱いシナリオ、そして新要素の「タウンビルド」など、ゲームの根幹部分は非常に魅力的で、シリーズファンなら間違いなくワクワクできる内容に仕上がっています。
その一方で、オートセーブの頻度やセーブポイントの仕様に関しては、少し不親切に感じる部分もありました。体験版をプレイされる方は、予期せぬ巻き戻りを防ぐためにも、「セーブポイントを見つけたら必ずこまめにセーブする」ことを強くおすすめします。
気になった方は、ぜひご自身の手でプレイしてみてくださいね。


