今だからこそプレイしたい!名作『テイルズ オブ エターニア』の魅力

レビュー
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こんにちは。ヤマザキです。

今回は、2000年にPlayStationで発売された「テイルズ オブ」シリーズの第3作目、『テイルズ オブ エターニア』のクリア後の評価・感想・レビューになります。

この記事では「往年の名作を今プレイしたらどう感じるか?」という視点から、本作の良いところや気になったところなど率直なレビューをお届けします。

この記事はこんな人におすすめ
  • 2000年代のJRPG黄金期の作品に触れてみたい方
  • 斬新な世界観と王道の物語が好きな方
  • 過去の「テイルズ オブ」シリーズの名作に興味がある方
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はじめに

皆さんは、『テイルズ オブ エターニア』というRPGをご存知でしょうか?

本作は、2000年にナムコ(当時)よりPlayStation向けに発売された、「テイルズ オブ」シリーズの第3作目です。後にPSPにも移植され、多くのファンに愛され続けてきました。

物語の舞台は、二つの世界が空を挟んで向かい合う対面世界。穏やかな気候の「インフェリア」に住む主人公リッドが、空の向こうの「セレスティア」から落ちてきた謎の少女メルディと出会うことから、壮大な冒険が始まります。

そんな本作をクリアした結論から言えば、「時代を先取った数々の魅力と、シンプルながら奥深い戦闘システムが融合した、心に残る名作」でした。

今なお斬新な世界観、当時としては画期的なボイス付きで描かれる物語、そして歯ごたえのある戦術的なバトル。その輝きは、20年以上経った今も色褪せることがありません。しかし同時に、昔の作品ならではの、現代のゲームに慣れたプレイヤーが厳しいと感じてしまう不親切な要素も併せ持っています。

今回は、そんな本作の輝かしい魅力と、今プレイする上での課題点について詳しく見ていきましょう。

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『テイルズ オブ エターニア』の魅力

ここからは本作の魅力について語っておきましょう。

その1:対面世界という独特の世界観で繰り広げられる王道な物語

本作の物語における最大の特徴は、空の向こうに逆さまの世界が存在するという、「対面世界」という独創的な世界観です。主人公たちが住む「インフェリア」と、空の向こうの「セレスティア」。二つ合わせて「エターニア」と呼ばれるこの世界では、インフェリアの人々は、相手を自分たちの世界を脅かす野蛮な存在だと信じ込んでいました。

物語は、そんなインフェリアに住む主人公リッドと幼馴染のファラが、空から落ちてきた謎の飛行物体を目撃するところから始まります。落下地点で彼らが出会ったのは、言葉の通じない、褐色の肌を持つ一人の少女。この出会いが、二つの世界を巡る壮大な冒険の幕開けとなります。

最初は誤解と偏見に満ちていた対面世界が、冒険を通じて交流し、やがて世界の垣根を越えて共通の危機に立ち向かっていく。この壮大な物語は、非常に引き込まれるものがありました。

余談ですが、物語の中盤で「光の橋」を渡り、未知の世界セレスティアへと足を踏み入れる瞬間があるのですがPS1版では、このタイミングでディスクを交換する必要があり、それが「新たな冒険の始まり」を物理的に感じさせてくれる、当時ならではの面白い演出でした。今プレイしても非常にわくわくしました。

斬新な世界観設定の中で、仲間との出会いと成長を描く王道の物語が紡がれる。この絶妙なバランス感覚こそ、本作が今なお名作として語り継がれる理由の一つでしょう。

その2:ボイスで彩られる、個性豊かなキャラクターたち

ファラの口癖「イケる、イケる!!」は作中で何度も言うセリフ

本作のキャラクターたちも、物語に負けず劣らず非常に魅力的です。

主人公のリッドは、従来のRPG主人公とは一線を画す冷静沈着な皮肉屋的な性格です。対照的に、ヒロインのファラは考えるより先に体が動く猪突猛進タイプです。この「普通逆じゃない?」と感じてしまうようなこの二人のコンビのバランスは、これまでの作品とはまた違った面白さがありました。そして、彼らが出会う謎の少女メルディ。最初は言葉も通じない彼女と、徐々に心を通わせていく過程も丁寧で、見どころの一つです。

そして、特筆すべきは、2000年発売のRPGでありながら、メインストーリーが豊富なボイス付きで進行することです。今でこそ当たり前ですが、当時としては非常に画期的な仕様でした。主人公リッド役の石田彰さんをはじめとする豪華声優陣の熱演が、キャラクターに生命を吹き込んでおり、物語への没入感を飛躍的に高めています。ボイスのおかげで、グラフィックの古さを感じさせないほどの生き生きとした物語を味わえました。

もちろん、仲間同士の日常会話が楽しめる「スキット」システムも健在です。(※この時期は簡素なものですが。)これらの要素が合わさることで、本作の大きな魅力となっているのです。

その3:リソース管理が鍵を握る、戦術的なアクションバトル

シリーズお馴染みの2Dアクションバトルは本作でも健在です。名称は「アグレッシブ・リニアモーションバトルシステム」となっています。

TP管理がもたらす、歯ごたえのある戦闘

本作のバトルで最も特徴的なのが、術技を使用するためのリソース「TP」の管理です。

この「TP」は、基本的に宿屋などでしか全回復できず、戦闘中に技を連発すれば、あっという間に枯渇してしまいます。特に序盤は回復アイテムも貴重なため、プレイヤーは常にTPの残量を意識し、通常攻撃や仲間との連携を駆使しながら、慎重に戦闘を進めていく必要があります。

もちろん、物語が進みアイテムが潤沢になれば状況は緩和されますが、このシビアなリソース管理をどう乗り切るかを考えること自体が、本作ならではの歯ごたえのある面白さに繋がっていました。

「隊列」・「作戦」を意識した、高い戦略性

キャラクターが「隊列」をしっかり守って行動するのも、本作の大きな特徴です。

キャラクターは事前に設定した陣形を遵守して動くため、例えば右側から敵が出現した場合、左側を前衛に設定していると後衛が前に出てしまう、といったことも起こります。その際はL1ボタンで隊列を反転させるなど、常に位置取りを意識した対応が必要になっています。この事前の陣形設定が、戦闘の行方を大きく左右する要素として機能していました。

さらに、シリーズお馴染みの「作戦」システムも健在です。

「プレイヤーを守れ」「反対側を攻めろ」といった具体的な指示を各仲間に設定することで、AIを自分のプレイスタイルに合わせて動かすことができ、うまく扱えれば、非常に有利に戦闘を進めることができるようになっています。

この「隊列」と「作戦」、二つのシステムを組み合わせることで、非常に戦略性の高いバトルが生み出されており、常に戦況を意識した立ち回りが求められる、奥深いシステムだと感じました。

「クレーメルケイジ」などユニークなやりこみ要素

この他にも、本作ならではのユニークなシステムが戦闘を奥深くしています。

一つは、大晶霊の力を借りて術を習得・強化していく「クレーメルケイジ」です。獲得した晶霊同士を「フリンジ」させることで新たな術が生まれるなど、理解すると非常に面白い独自の育成システムになっていました。

そして、特定の条件を満たすことで発動する「秘奥義」の存在も忘れてはなりません。

ゲーム中で発動条件が明言されない上に、その条件も「特定の術技を規定回数以上使用する」など非常にシビア。しかし、その分、ド派手な演出と共に繰り出される一撃は絶大で、発動できた時の達成感は格別です。

バトル全体の難易度はシビアですが、こうしたユニークなシステムを理解し、使いこなしていくことで、アクションながらも高い戦術性を楽しめる、奥深い戦闘が味わえました。

その4:古き良きRPGのサイクルと、多彩な冒険

個人的に、本作の古き良きRPGらしいゲームサイクルが非常に心地よく感じられました。

堅実な育成が求められる、昔ながらのバランス

本作では、TP(MPのようなもの)やアイテムといったリソースは常に有限であり、町の店で装備を更新していくことが攻略の上で非常に重要になります。これを怠ると途端に戦闘が厳しくなりますが、逆に言えば、堅実に準備を整えれば必ず乗り越えられる。この「準備→冒険→成長」という分かりやすいサイクルは、現代の快適性重視のRPGとでは忘れかけていた、昔ながらの楽しさがありました。

陸・海・空・海中の多彩な冒険とミニゲーム

また、冒険のバリエーションが非常に豊かで、プレイヤーを飽きさせない点も素晴らしいと感じています。

インフェリアとセレスティアという二つの世界を股にかけるだけでなく、船、エアボード、そして潜水艦といった乗り物を駆使して、文字通り陸・海・空・海中と、広大な世界を隅々まで探索できます。

さらに、カードゲームや列車操作など、寄り道となるミニゲームも豊富に用意されており、その遊びきれないほどの体験の幅広さも、本作の大きな魅力でした。

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気になったところ・留意しておくべきところ

ここからは本作をプレイしていて気になった点と、これからプレイしようと考えている方に留意してほしいポイントをご紹介します。

その1:現行機では遊べない、プレイハードルの高さ

そしてもう一つ、非常に重要な留意点があります。本作は現行機で遊ぶことができません。そのため、プレイするための物理的なハードルが非常に高なっています。

 そのため、本作を遊ぶには、今となっては入手が難しいPlayStation 本体、もしくはPS2本体を揃える必要があります。
(※筆者は今回、そのためにPS2本体を購入しました。)

2025年現在「テイルズ オブ」シリーズのリマスタープロジェクトが進んでいることもあり、本作が現行機で遊べる日もそう遠くないかもしれません。これほどの人気作が埋もれているのは非常にもったいないので、移植を気長に待つのも一つの手でしょう。

テイルズチャンネル+
「テイルズチャンネル+」は「テイルズ オブ」シリーズの公式ポータルサイトです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、『テイルズ オブ エターニア』のレビューをお届けしました。

二つの世界をまたぐ壮大な物語、今なお斬新な対面世界という世界観、そして歯ごたえのある戦術的なバトル。そのどれもが、20年以上前に作られたとは思えないほどの輝きを放っており、JRPGの面白さが凝縮された一本だと感じています。

古き良き王道の面白さが詰まっていながら、癖が少なく、今から初めてプレイする方でも間違いなく楽しめるでしょう。シリーズの中でも特にリマスターを期待したい、色褪せない名作です。

「テイルズ オブ」シリーズに触れてみたい方、そして心に残る冒険を体験したいすべての方に、自信を持っておすすめしたい作品です。気になった方は、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。

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