今だからこそプレイしたい!名作『テイルズ オブ デスティニー』の魅力

レビュー
スポンサーリンク
スポンサーリンク

はじめに

皆さんは、『テイルズ オブ デスティニー』というRPGをご存知でしょうか

本作は、1997年12月23日にナムコ(当時)よりPlayStation向けに発売されたRPGゲームです。かの「テイルズ オブ」シリーズの第2作目に当たる作品となります。王道で熱い物語、爽快な2Dアクションバトル、そして後のシリーズにも多大な影響を与えた魅力的なキャラクターたち。まさに、シリーズの礎を築いた名作と言えるでしょう。特に、作中に登場する「リオン・マグナス」は、公式が行った人気投票で殿堂入りを果たすなど、その物語とキャラクターは今なお多くのファンに愛され続けています。

今回筆者は、そんな伝説的な作品を、2006年に発売されたPlayStation 2向けのリメイク版で初めてプレイしました。往年の名作は現代のゲーマーの目にどう映るのか? 当時、なぜこれほどまでに高く評価されたのか?
そんな視点から、本作のレビューをお届けします。

スポンサーリンク

『テイルズ オブ デスティニー』の魅力

ここからは本作の魅力について語っておきましょう。

その1:これぞ王道!胸が熱くなる仲間たちとの物語

本作の物語は、まさに「王道」という言葉がふさわしい、胸が熱くなる展開の連続です。

本作のあらすじは、
冒険を夢見て故郷を飛び出した青年スタンが、ひょんなことから意思を持つ剣「ソーディアン」と出会い、同じくソーディアンを操る仲間たちと共に、世界の運命を揺るがす巨大な陰謀へと立ち向かっていく。
というものになっています。

この普遍的ながらも力強いテーマ性で描かれる物語は、特に序盤から中盤にかけてのテンポが驚くほど良く、プレイヤーをぐいぐいと物語の世界へ引き込んでいくものになっています。

そして本作を語る上で欠かせないのが、仲間との絆が試される数々の名場面です。

友情、裏切り、そして和解。キャラクターたちの感情が激しくぶつかり合うドラマは、今見ても色褪せることがありません。グラフィックに古さを感じることはあるかもしれませんが、それを補って余りあるほど、本作の物語は力強く、JRPGの面白さがすべて詰まっています。まさにテイルズらしさにあふれている作品で、クリア後の深い余韻も、素晴らしいものでした。

その2:しゃべる剣と、一度見たら忘れられない仲間たち

本作を象徴するのが、意思を持ち、しゃべる剣「ソーディアン」の存在です。

彼らは単なる武器ではなく、一人の仲間としてパーティに加わり、戦闘後の掛け合いなどで物語を賑やかに彩ってくれます。なんとパーティメンバーは総勢13名(ソーディアン含む)になり、大所帯での冒険は、常に活気に満ちていました。

もちろん、人間の仲間たちも非常に魅力的です。

シリーズ屈指の人気を誇る、素直になれないが、根はやさしい剣士「リオン・マグナス」。豪快でインパクトの強い格闘家「コングマン」など、一度見たら忘れられない個性豊かなキャラクターたちが、物語への没入感を高めてくれます。彼らのエピソードも一人一人丁寧に深堀されるので、それぞれのキャラに愛着を持ってしまうこと間違いなしです。

また、彼らの日常会話が楽しめる豊富な「スキット」も本作でも健在で、シリーズならではの魅力といえるでしょう。

その3:爽快なコンボが楽しい、2Dアクションバトル

本作のバトルは、2Dの横スクロール画面で展開される「AR-LMBS(エアーリアル・リニアモーションバトルシステム)」です。一言でいえば、従来の2Dバトルを洗練させ、さらに爽快感を増したシステムになっています。

CCシステムが生む、無限のコンボ

本作最大の特徴が、CC(チェイン・キャパ)というゲージの存在です。

このゲージはあらゆる攻撃に使用するリソースになっており、このCCがある限り、通常攻撃と多彩な「術技」を自由に繋げて、自分だけのコンボを叩き込むことができます。空中での連携もしやすくなっており、リソースを管理しながら仲間とコンボを繋いでいく楽しさは格別でした。

奥深い育成要素と、無限大のカスタマイズ性

また、本作は育成要素も非常に豊富です。

主人公ら「ソーディアンマスター」の武器は「ソーディアン」は固定なのですが、その代わりに「ソーディアン・デバイス」と呼ばれる専用のスキルパネルで、ステータスを自由に強化できます。

さらに、「レンズ」を使って装備品を強化する「リライズ」という要素も存在します。「攻撃力が大幅に上がるが防御力が下がる」といったように、化の方向性もプレイヤー自身が選択でき、そのカスタマイズ性は非常に奥深いものとなっていました。

従来のシリーズにもあった術技や作戦のカスタムも健在で、とにかくカスタム性が高く、自分だけの最強パーティを作ることが可能になっています。

また、レベル上限が高く、全員のレベルカンストまでにも非常に時間がかかることや、単純にダンジョンが大きいなど、圧倒的な物量が特徴にもなっており、クリア後も長く遊べる大ボリュームの作品といえるでしょう

その4:時代を先取った、高品質なアニメーションと主題歌

今でこそ珍しくありませんが、本作は20年以上も前に、ゲームとアニメーションの融合を高いレベルで実現していました。

Production I.G.が手掛ける高品質なアニメーションムービーが物語の要所で高頻度に挿入され、まるで一本のテレビアニメを見ているかのような感覚で物語を楽しめます。さらに、全編フルボイスというのも、当時としては驚異的な作り込みですし、ボイスがあったおかげで作品の事態の古臭さも感じづらいと思います。

そして、DEENが歌う主題歌「夢であるように」は、オープニングだけでなく、作中の重要なシーンでBGMとしても流れます。この効果的な演出が、物語の感動を何倍にも増幅させ、プレイ後も長く心に残り続ける名曲たらしめているのです。

スポンサーリンク

気になったところ・留意しておくべきところ

ここからは本作をプレイしていて気になった点と、これからプレイしようと考えている方に留意してほしいポイントをご紹介します。

その1:あまりにも長い!ダンジョン構造

本作は古い作品であることを差し引いても、全体的によくできており、今プレイしても十分に楽しめます。しかし、ダンジョンについては、異常なほど長いと感じていて、これだけは看過できませんでした。

古い作品なのである程度の長さは覚悟していましたが、想定を遥かに上回る長さです。特にラストダンジョンは、「もうすぐ終わりかな?」と思ってから、体感5倍くらいの長さがありました。筆者は攻略動画を参考に、ほぼ迷わず進めてもクリアに2~3時間を要したほどです。単純に長すぎることや複雑なギミック、昔の作品なこともあり目的地への誘導が全くないこと。これらを考慮すると、自力で攻略すれば10時間程度かかっても不思議ではないかもしれません。

昨今のタイムパフォーマンスを重視する風潮が強い中で、真逆の長く単調な構造は、現代の多くのプレイヤーにとって厳しいと感じる部分でしょう

その2:現行機では遊べない、プレイハードルの高さ

そしてもう一つ、非常に重要な留意点があります。本作は現行機で遊ぶことができません。そのため、プレイするための物理的なハードルが非常に高くなっています。

今回レビューしたPS2のリメイク版は、その後一度も移植されていません。 そのため、本作を遊ぶには、今となっては入手が難しいPlayStation 2本体とソフトを揃える必要があります。
(※筆者は今回、そのためにPS2本体を購入しました。)

2025年現在「テイルズ オブ」シリーズのリマスタープロジェクトが進んでいることもあり、本作が現行機で遊べる日もそう遠くないかもしれません。これほどの人気作が埋もれているのは非常にもったいないので、移植を気長に待つのも一つの手でしょう。

テイルズチャンネル+
「テイルズチャンネル+」は「テイルズ オブ」シリーズの公式ポータルサイトです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、『テイルズ オブ デスティニー』PS2リメイク版のレビューをお届けしました。

王道で熱い物語、爽快なバトルシステム、そして魅力的なキャラクターたち。本作には、今プレイしても全く色褪せない、JRPGの普遍的な面白さが詰まっていました。シリーズの礎を築き、今なお多くのファンに語り継がれる理由が、今回のプレイでよく理解できたと思います。

もちろん、終盤の過酷なダンジョンや、現行機では遊べないという高いハードルは存在します。しかし、それらを乗り越える価値は十分にあると、断言できる作品です。

この記事を読んで、少しでも気になったと感じた方は、いつか訪れるであろう移植の機会を待つのも良いですし、覚悟を決めてPS2と共に本作を探してみるのも良いと思います。プレイしたその先には、心に残る体験が待っていることでしょう。

タイトルとURLをコピーしました