【EDENS ZERO】体験版を遊んでみた率直な感想

コラム
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こんにちは。ヤマザキです。

今回は『EDENS ZERO』の体験版の評価・感想になります。

この記事では本作の良いところや気になったところなど率直なレビューをお届けします。
製品版の購入の参考にしてみてください。

この記事はこんな人におすすめ
  • EDENS ZEROの購入を検討されている人
  • EDENS ZEROの評価・感想が気になる人
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はじめに

『EDENS ZERO(エデンズゼロ)』は、コナミより2025年7月15日に発売予定のアクションRPGです。『FAIRY TAIL』などで知られる真島ヒロが描く同名のSF漫画を原作としたゲーム化作品となっています。

原作は、宇宙を舞台にした壮大な冒険活劇。重力を操るエーテルギアの使い手である主人公シキが、仲間たちと共に宇宙船エデンズゼロでまだ見ぬマザーを目指し冒険を繰り広げる物語です。多くのファンから期待されていた本作ですが、今回、冒頭の約2時間をプレイできる体験版が配信されたので、早速遊んでみました。

結論から言うと、原作ファンなら間違いなく楽しめる、良くできたキャラクターゲームだと感じました。しかし、純粋なアクションゲームとして見ると気になる点もあり、手放しで万人におすすめできるかというと難しいかもしれません。
本記事では、そんな『EDENS ZERO』体験版の良いところ、そして気になったところを率直に紹介していきます。

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『EDENS ZERO(エデンズゼロ)』の魅力

その1:原作を丁寧にゲーム化したストーリー体験

まず、本作は原作の物語を追体験できるキャラクターゲームとして、非常に丁寧に作られていると感じました。

イベントシーンはフルボイスのムービーで展開され、そのボリュームは体験版の時点でもかなりのもの。原作を大切にゲーム化しようという姿勢が伝わってきます。グラフィック自体は最高峰というわけではありませんが、「ここぞ」という場面での演出には力が入っており、個性豊かなキャラクターたちの魅力をしっかりと引き出しています。

実は筆者は『FAIRY TAIL』の大ファンではあるものの、『EDENS ZERO』の原作は未読でした。しかし、「仲間との絆」や「熱い展開」といった、真島ヒロ作品らしい王道の物語は健在で、原作を知らなくてもストーリーだけである程度楽しめるクオリティに仕上がっていると感じます。

また、本作では原作の追体験だけでなく、ゲームオリジナルのストーリーも展開されるとのこと。体験版の時点ではその内容は分かりませんでしたが、作り込み次第では本作独自の大きな魅力になりえるため、製品版での展開に期待したいところです。

その2:シンプルながらも爽快なアクション

本作のアクションは、□ボタンの通常攻撃と、〇△ボタンに割り振られたスキル(必殺技)を組み合わせて戦う、比較的シンプルなシステムです。さらにR1ボタンでキャラクター固有のスキル、R2ボタンでド派手な「奥義」を繰り出すこともできます。

難しいコマンド入力は必要なく、直感的な操作でキャラクターを動かし、原作さながらのド派手な技を繰り出せるのは、キャラクターゲームとして大きな魅力と言えるでしょう。体験版ではシキとレベッカの2人が操作できましたが、製品版ではさらに多くの仲間が登場するようです。

戦闘中は最大4人のパーティメンバーをシームレスに切り替えながら戦えるため、状況に応じてキャラクターを使い分ける戦略性も楽しめます。また、スキルツリーによるキャラクター育成要素も用意されており、やり込み次第でアクションの幅はさらに広がっていきそうです。

ただし、純粋なアクションゲームとして見ると、全体的にややシンプルなつくりです。原作ファンが「エデンズゼロのキャラクターを自分で動かす」という体験をする上では、十分満足できる作りだと感じました。その一方で、アクションゲームとしての歯ごたえを求める方にとっては、少し物足りなく感じてしまうかもしれません。

その3:広大なオープンワールド要素

本作のフィールドは、驚くほど広大なオープンワールドになっています。
序盤からこの広大な世界を自由に探索できることには、素直に感動しました。

さらに、移動手段が豊富なのも面白いポイントです。バイクに乗って地上を疾走したり、空を飛んで一気に移動したりと、多彩な方法で世界を駆け巡ることができます。原作で描かれた壮大な世界を、自由に冒険できるのは、ファンにとってたまらない体験になるでしょう。

しかし、このオープンワールドにはいくつか気になる点もありました。

一つはフィールド上の敵が強力すぎることです。メインストーリー進行中のレベルでは到底太刀打ちできない敵が配置されており、一度戦闘が始まると逃げることができないシステムになっているので、ここは不便に感じました。

もう一つは、体験版時点でのメインストーリーが一本道であることです。オープンワールドでありながら、ストーリー進行中は決められたルートから外れると「今は行けない」と制限されてしまいます。これにより、「広大な世界を冒険している」という感覚が薄れてしまっており、せっかくのオープンワールドを活かせていないのが少し残念でした。

製品版でサブクエストなどが充実し、「ただ広いだけ」ではない遊びが追加されることに期待したいところです。

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気になるところ

ここまで本作の魅力を中心に紹介してきましたが、プレイしていて正直に「遊びにくい」と感じる点もありました

その1: 誤操作を招きやすいボタン設定

本作では回避やダッシュがL2ボタンに割り当てられています。他のアクションゲームに慣れていると少し戸惑うかもしれませんが、こちらはボタンコンフィグで変更できるため、大きな問題ではないでしょう。

しかし、深刻なのは、L3スティックの押し込みに「フォトモード起動」が割り当てられている点です。ダッシュの操作が慣れないため、戦闘や移動中に意図せずスティックを押し込んでしまい、そのたびにフォトモードが起動してプレイのテンポが削がれるのは、かなりのストレスでした。

その2:独特なメニュー操作

また、UIの操作性にも独特な癖があります。

例えば、チュートリアル画面のタブ切り替えが一般的なL1/R1や方向キーではなくL2/R2ボタンだったり、マップ画面から直接ゲームプレイに戻れず一度メインメニューを経由する必要があったりと、操作のたびに思考が止まってしまう場面が何度かありました。

これらの点は、製品版で改善されるか、あるいはプレイヤーが慣れることで解消されるかもしれませんが、体験版の段階では気になるポイントでした。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は『EDENS ZERO』体験版をプレイした評価・感想をお届けしました。

本作は、「原作ファンに向けて、丁寧に作られたキャラクターゲーム」というのが率直な感想です。原作を追体験できるボリューム満点のストーリーや、個性豊かなキャラクターたちを直感的な操作で動かせる爽快なアクションは、原作ファンであれば楽しめる魅力を持っています。個人的には、原作未読でありながらも王道のSF冒険譚に引き込まれ、期待以上に楽しむことができました。

その一方で、純粋なアクションゲームとして見るとややシンプルであったり、L3ボタンのフォトモード誤爆や独特なUIなど、操作性にはストレスを感じる部分があったのも事実です。

このため、『EDENS ZERO』の原作ファンや、真島ヒロ先生の作品が好きな方には強くおすすめできる作品と言えるでしょう。しかし、歯ごたえのあるアクションや、洗練された操作性をゲームに求める方は、まず体験版をプレイして、ご自身に合うかどうかを確かめてみるのが良いかもしれません。

体験版だけでも本作の雰囲気は十分に味わえます。少しでも興味を持たれた方は、ぜひ一度触れてみてください。

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