【FF16_DLC第1弾_Echoes of the Fallen《空の残響》】買うべき? 遊んでみた率直な感想・評価

コラム
スポンサーリンク

こんにちは。ヤマザキです。

今回は、2023年12月8日に配信された『ファイナルファンタジーXVI』の大型ダウンロードコンテンツ(DLC)第1弾、『Echoes of the Fallen《空の残響》』のクリアレビューをお届けします。

この記事はこんな人におすすめ
  • 『Echoes of the Fallen《空の残響》』の評価・感想が気になる方
  • 『Echoes of the Fallen《空の残響》』の購入を検討されている方
スポンサーリンク

はじめに

『Echoes of the Fallen《空の残響》』は2023年12月8日に発売された大型DLC第1弾。2023年6月に発売され、その圧倒的なグラフィックや召喚獣バトルで話題を呼んだFF16。待望の追加コンテンツということで、多くのプレイヤーが期待を寄せていたのではないでしょうか。価格は1,210円(税込)となっています。

FF16本編をクリア済みの筆者が、この『空の残響』を実際に最後までプレイしてみてどう感じたのか。
結論から言えば、個人的には「非常に良かった」と言えるDLCでした。

『空の残響』は、新たなダンジョンを探索し、強力なボスを含む新手の敵とのバトルに焦点を当てたコンテンツとなっています。本編では、重厚な物語を重視するあまり、時に長大なムービーシーンや冗長な展開などが気になる部分もありましたが、このDLCはそうした要素を極力排し、FF16が誇るアクションバトルの面白さを純粋に、そして凝縮して楽しめるように設計されているという印象です。

今回は、本DLCが本編を遊び尽くしたユーザーの期待に応えるものとなっているのか? 1,210円の価格に見合う価値はあるのか? ストーリーに関する詳細なネタバレは避けつつ、率直な感想と評価をお伝えしていきたいと思います。購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

DLCの始め方と前提条件:プレイ前に確認しておきたいこと

『空の残響』の感想をお伝えする前に、まずは本DLCをプレイするための開始条件について説明しておきます。本DLCを始めるには以下の前提条件を満たしたうえで、カローンに話しかける必要があります。

本DLCの前提条件

  • メインストーリーが《オリジン》かつ、進行状況が「ワールドマップからオリジンに入る」に到達
  • クエスト「受け継ぎし炎」をクリアしている
  • クエスト「白銀の君」をクリアしている

これらの条件から分かる通り、メインストーリーの進行度として、ラスボス直前、あるいは本編クリア後の状態である必要があります。そのため、FF16の本編をまだクリアしていない方や、クリアに近い段階まで進めていない場合は、現時点ではDLCをプレイすることができません。

DLCの開始手順や、前提となるサブクエストの発生条件などの詳細については、各種攻略情報サイトで確認いただくのが確実かと思います。本編を現在プレイ中の方は、DLCの購入を急ぐ必要はありませんので、その点については注意が必要です。

【FF16】DLC第1弾『Echoes of the Fallen』攻略まとめ|空の残響【ファイナルファンタジー16】 - ゲームウィズ
FF16(ファイナルファンタジー16)のDLC第1弾『Echoes of the Fallen』攻略まとめです。FF16DLC第1弾『空の残響』の始め方やクリア時間についても掲載しているので参考にどう...
スポンサーリンク

『Echoes of the Fallen《空の残響》』の注目ポイント

ここからは、本DLC『空の残響』を実際にプレイして感じた、特に注目すべきポイントをいくつかご紹介します。

1. 新ダンジョン「賢者の塔」攻略というシンプルなゲーム進行

ダスククリスタル

物語は、クライヴたちが「ダスククリスタル」と呼ばれるクリスタルの粗悪品が出回っているという情報を掴むところから始まります。聞き込みを進めるうちに、そのダスククリスタルが「賢者の塔」と呼ばれる謎めいた塔で採掘されており、最近その塔が不気味に光り輝くなど、異変が起きていることが判明します。

プレイヤーは、この「賢者の塔」の謎を調査しつつ、最上階を目指して内部を探索していくことになります。道中には、強力なボスを含む様々な新手の敵がクライヴたちの行く手を阻むことに。

寄り道要素はほとんどなく、純粋に新ダンジョンを攻略していくという、非常にストレートで分かりやすいゲーム進行が特徴です。クリアまでの所要時間は、おおよそ3時間程度と、手軽に楽しめるボリューム感も魅力と言えるでしょう。

2. 歯応え十分! 新たな敵との緊張感あふれるバトルが楽しめる

本DLC最大の魅力は、何と言ってもこの新ダンジョン「賢者の塔」で繰り広げられる、新たな敵たちとの歯応えのあるバトルです。

登場する敵キャラクターは、本編の終盤に匹敵する、あるいはそれ以上に強力に調整されており、一筋縄ではいきません。しっかりと敵の動きを見極め、的確なアクションを駆使しなければ勝利は難しいものになっています。

しかし、単に敵が強いだけでなく、戦闘時間自体は本編のボス戦と比較して程よく調整されている印象です。本編では、長大すぎる戦闘時間が緊張感を削いでしまう場面もありましたが、このDLCでは、常に「負けるかもしれない」という適度な緊張感を保ちながら、集中してバトルに臨むことができました。このバランス調整は、個人的に非常に好感が持てました。

ダンジョンに合わせた敵キャラクターたちとの戦いは新鮮で、純粋にアクションの腕を試される感覚は、FF16が持つバトルの面白さを再認識させてくれるものになっていました。そして、もちろん最深部には強力なラスボスも待ち構えており、その迫力と強さは、まさにDLCのクライマックスにふさわしいものでした。

3. 新たな装備の入手とキャラクター強化の楽しみ

「賢者の塔」の探索中には、新たな武器やアクセサリといった装備品を入手することができます。その種類も豊富で、強力な装備を手に入れることでクライヴをさらに強化していくことが可能です。

新しい敵とのスリリングなバトルを楽しみつつ、キャラクターを強化し、さらなる強敵に挑むという、RPGの基本的なサイクルがしっかりと楽しめるのは嬉しいポイントです。新たな装備は、戦い方のバリエーションを広げるきっかけにもなり、探索のモチベーションを高めてくれる印象でした。

4.バトルに焦点を当てた内容になっており、シナリオは薄め

本DLC『空の残響』の物語は、比較的シンプルであっさりとしたものになっています。もちろん、導入や道中、そして結末にはムービーシーンが用意されていますが、本編のような複雑で重厚なストーリーが展開されるわけではありません。しかし、この「物語よりもバトル体験を重視する」という割り切りこそが、個人的には本DLCの大きな魅力だと感じました。

本編では、素晴らしいアクションシステムを有しながらも、時に過剰なムービーシーンやQTE、テンポの悪い進行などが、その魅力を十分に発揮しきれていないと感じる場面がありました。プレイヤーが戦闘に集中したいのに、頻繁にムービーで中断されるといったストレスも少なからず感じていました。

『空の残響』では、そうした要素が調整されており、ボス戦中のムービーも最小限に抑えられています。これにより、純粋にアクションに没頭することができ、FF16の洗練されたバトルシステムの奥深さを改めて体感することができました。正直なところ、「FF16本編も、こういうバランスだったら…」と思ってしまうほど、バランスは良いと感じました。

ただし、この点は裏を返せば、本編のような重厚な物語やキャラクターの深掘りを期待している方には、少々物足りなく感じる可能性があるということでもあります。あくまで『空の残響』は、FF16の優れたアクション部分を存分に楽しむためのコンテンツである、と理解しておくのが良いと思います。

スポンサーリンク

まとめ:買うべきか

いかがだったでしょうか。今回は、『ファイナルファンタジーXVI』のDLC第1弾『Echoes of the Fallen《空の残響》』のレビューと、その注目ポイントをお届けしました。

結論として、個人的には非常に満足度の高い、素晴らしい追加コンテンツだったと感じています。価格1,210円(税込)以上の価値は十二分にある、と自信を持って言える内容でした。

『空の残響』は、FF16が誇る奥深く爽快なアクションバトルシステムにフォーカスした内容となっています。本編のストーリーで感じたテンポの悪さや冗長さが調整されており、純粋な「戦う楽しさ」を感じられるDLCとなっています。FF16のバトルシステムが好きな方は、間違いなく「買って後悔しないもの」だと思います。

ただし、一点だけ留意すべきは、本作が「アクションを楽しむ」ことに焦点を当てている点です。本編のような重厚長大な物語や、キャラクターたちの新たなドラマを期待されている方にとっては、少々肩透かしを食らうかもしれません。あくまで、FF16のバトルシステムをさらに深く味わいたい、というプレイヤーに向けたコンテンツになりますので、その点は注意が必要です。

少しでも興味を持たれた方は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました