こんにちは。ヤマザキです。
今回は2022年11月18日にNintendo Switchで任天堂より発売された「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」の評価・感想・レビューになります。
筆者は昔からポケモン好きで本作も発売日からプレイしました。ちなみに私はバイオレット選んだのですが、皆さんはどちらを選びました?
それはさておき本作の特徴は何といってもシリーズ初のオープンワールドですよね。
オープンワールドになったことによる面白さや逆にこれから調整が必要だと思う部分を中心に書いていきます。
本作のクリア時間はエンディングまでなら35時間ほどになっています。
筆者は図鑑コンプなど含めて160時間ほどプレイしました。それなりに歴代の作品もプレイしてますが、対戦ガチ勢ではないです。その点は留意ください。
購入を迷われている方はぜひ参考にしてください。
ポケットモンスタースカーレット・バイオレットの基本情報
タイトル | ポケットモンスタースカーレット・バイオレット |
ジャンル | RPG |
発売日 | 2022年11月18日 |
発売元 | 株式会社ポケモン |
クリア時間 | 30時間程度(エンディングまで) |
評価 | 83点 |
ポケットモンスタースカーレット・バイオレットの評価
本作は一言で表すのならば、従来のポケモンの良さを残しつつ、オープンワールドを取り入れた作品です。
オープンワールドにしたことでジムリーダーの順番がなくなり、プレイヤーの選択の幅が広がり、より自由な冒険を楽しめるようになっていて非常に楽しくプレイできました。
欠点としては、オープンワールドに関してはまだまだ未完成な部分も感じたことと、ボイスがついていなかったたり、変えなかった部分が気になりました。
とはいえ、完成度が非常に高く誰にでもお勧めできる素晴らしい作品だと思います。
ポケットモンスタースカーレット・バイオレットの良いところ
オープンワールド化により楽しさの幅が広がった
今作がこれまでの作品から大きく変わった点としてフィールドがオープンワールドになったことがあげられます。
オープンワールドになったことでゲーム性も大きく変化しており、一言で言えば自由度が格段に上がりました。ブレスオブザワイルドのように壁が登れ、見えるところ基本的にすべていけるようになったのは画期的でした。
これにより、自由にフィールドを探索できるのはもちろんのこと、ジムリーダーなどの順番もプレイヤーが自由に決められるようになりました。
プレイヤー自身が冒険している感覚がより強くなったと感じていて、ポケモンというゲームの楽しさの幅が広がったように感じます。
シナリオは自由度ががったうえ、作りこまれている
本作のオープンワールドの影響はシナリオにも及んでいます。
従来のポケモンは物語進行は基本一本道で順番が決まっていました。
それが今回オープンワールド化に伴い、自由な進行が可能になりました。
その進行もかなり工夫がされていて面白いです。
開始直後に3つのシナリオが提示されます。
ジムバッジ獲得をしながらチャンピョンを目指すシナリオ:チャンピョンルート
秘伝スパイスを入手し、相棒の伝説ポケモンを強化していく:レジェンドルート
本作の悪の組織であるスター団を倒していく:スターダストストリート
それぞれ3つのルートを自由に攻略していくシナリオの体験は斬新ですし、登場キャラがかなり個性的で、それぞれのルートの作りこみという面でも良かったと思います。
ポケットモンスタースカーレット・バイオレットの気になったところ
オープンワールドによる課題。調整が必要な部分も多い。
しかしながらオープンワールドに関してはまだまだ調整が必要だなと感じる部分も多かったです。
ひとつはレベルの部分です。
これまではジムリーダーの順番が決まっていたので、自然と次に当たるジムは自分の現在のレベルより少し上というになっていました。
一方今作では、ジムは自由に順番を決めれますが、あらかじめレベルは決まっているので、テキトーに進んでいると強すぎるジムに行ってしまったり、終盤に明らかにレベルの低いジムに挑戦することになるといった事態がありました。
具体的に困ったのはジムバッジの数で言うことを聞くポケモンのレベルが決まるという仕様です。
挑戦するジムのレベルに合わせて、育ていると突然言うことを聞かなくなり、ひとまずレベルの低いジムを探して挑戦しなおすということもありました。
オープンワールドという方向性は良いと思いますが、洗練されていないため、今後の作品での調整が必要かと感じました。
大幅の変化を行い、シリーズの挑戦を感じる作品だからこそ気になる部分
個人的に気になったのはボイスがないことです。
今作はオープンワールドだったり、厳選環境の大幅な変化など、ポケモンとしての改革や挑戦を感じた作品でした。
それでも相変わらずボイスはついていませんでした。
ポケモンをやりなれているとあまり違和感を感じないかもしれませんが、他のRPGを多くプレイしているとこれだけ高い映像クオリティでボイスがないほうが気になります。
実際、ナンジャモしかり、個性の強いキャラ達にはボイスがあったほうが魅力が引き立ちそうにも思います。
またムービーは絶対に飛ばせないなど、ボイスを含め変化をさせなかった部分は他にもあります。
題名にも書いた通り、本作が今までのシリーズから大幅な変化を行い、挑戦を感じる作品だからこそ、あえて変えなかった部分が気になってしまいました。
単純に重い、性能面の問題
正直ある程度仕方ないようにも感じますが、単純に重くないでしょうか…
カクついたり、遠くの敵が見えなかったり、オープンワールドにしたことは良かったとしてもswitchというハードの限界を感じてしまったのも事実です。
なかなか難しいとは思いますが、次回作はもう少し、性能面で違和感を感じないと良いですね…
総評:シリーズの挑戦とこれからの課題が見えた作品
いかがったでしょうか。本作はシリーズ初のオープンワールド化に挑戦した作品でした。
オープンワールドになったことで自由度が格段にあがり、ポケモンの世界でプレイヤーが冒険している感覚が強くなり、より画期的なゲーム体験が可能になりました。
しかし一方でオープンワールドになったことで新たな問題も生まれており、それらを含めた調整が今後の課題といえるでしょう。
オープンワールドというシリーズの今後の方向性を示した本作の挑戦は非常に大きいものでした。
シリーズの今後に期待したいと思います。